不定詞の副詞的用法

不定詞の形は「to + 動詞の原形」で、
以下の3つの意味があります。

1.名詞的用法「~すること」
2.形容詞的用法「~するための・~すべき」
3.副詞的用法「~ために・~して」

この中で、ここでは副詞的用法について解説します。

まず、文中での副詞の役割を確認しておきましょう。

以下のように、副詞は動詞、形容詞、副詞自身を修飾します。

以下の文中で副詞のfast「速く」は
速いのかおそいのかと「走る」程度を表しており、
runという動詞を修飾しています。

He runs fast.「彼は、速く走る。」

次に、以下の文中で副詞very「とても」は
tall「背が高い」という形容詞を修飾しています。

He is very tall.「彼は、とても背が高い。」

最後に、以下の文中でvery「とても」は
副詞のfast「速く」を修飾しています。

He runs very fast.「彼は、とても速く走る。」

※veryは、副詞のfastを強調しています。

このように、副詞は動詞、形容詞、副詞を修飾します。

そして、不定詞の副詞的用法も通常の副詞と
同様に文中で動詞や形容詞を修飾します。

例えば、以下の文中で不定詞の副詞的用法である
to meet「会うために」は動詞のwent「行った」を修飾しています。

I went to the park to meet him.
「私は、彼に会うために公園に行きました。」

※この文で、to meetは何の目的で公園に行ったかを表しています。

以下のように、動詞meetのままでは動詞を修飾できません。

×I went to the park meet him.
「私は、彼に会う公園に行きました。」

よって、to meetと不定詞の副詞的用法に変えなければなりません。

不定詞の副詞的用法には、他に「~して」という意味もあります。

I am glad to hear the news.
「私は、そのニュースを聞いて嬉しいです。」

この文中で、不定詞の副詞的用法であるto hear「聞いて」は、
嬉しい理由を表しており形容詞のglad「嬉しい」を修飾しています。

不定詞の副詞的用法は動詞を修飾する時には「~ために」、
形容詞を修飾する時には「~して」と訳します。

不定詞の副詞的用法には、上記以外の表現が3つあります。

まず、以下の文の不定詞to say「言うなんて」は、
「怒っている」と判断した理由です。

He must be angry to say so.
「彼は、そんなことを言うなんて怒っているに違いない。」

「言うなんて」→「怒っている」というように、
不定詞のto sayはangryという形容詞を修飾しているので
副詞的用法となります。

形容詞を修飾する不定詞の副詞的用法となりますが、
助動詞must「~にちがいない」の後ろに不定詞が置かれている場合、
判断の根拠を表す「~するなんて」という意味になります。

次に、以下の文をみてみましょう。

This book is difficult to understand.
「この本は、理解するには難しい。」

この文中で、不定詞to understand「理解するには」は、
何をするのがdifficult「難しい」のかを説明しています。

「理解するには」→「難しい」というように、
不定詞のto understandはdifficultという形容詞を
修飾しているので副詞的用法となります。

形容詞を修飾する不定詞の副詞的用法となりますが、
「~して」ではなくこの場合「~するには」という意味になります。

そして、easyやdifficultという形容詞の後ろに不定詞が置かれる場合、
副詞的用法は「~するには」という意味になります。

最後に、以下の文をみてみましょう。

He grew up to be a doctor.
「彼は、成長して(その結果)医者になった。」

この文の直訳は、「彼は、医者になるために成長した。」となります。

「医者になるために」→「成長した」というように、
不定詞のto beはgrew up「成長した」という動詞を
修飾しているので副詞的用法となります。

ところが、通常「彼は、医者になるために成長した。」
というような言い方はしないので、
「彼は、成長して(その結果)医者になった。」と訳します。

grow upやwake upの後ろで不定詞が用いられる場合、
「~になるために」ではなく「…して(その結果)~」
という意味になります。

よって、不定詞の副詞的用法と覚えるより、
grow up to ~「成長して~になる」やwake up to ~「目覚めて~」
と熟語のように覚えてしまいましょう。

不定詞の副詞的用法の結果には、
もう1つlive to be ~ 「~になるまで生きる」があります。

She lived to be 90 years old.
「彼女は、90歳になるまで生きた。」

これも熟語のように覚えてしまいましょう。

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不定詞の副詞的用法の復習問題

問題.以下の不定詞[副詞的用法]を用いた文を日本語に訳しなさい。

(1)I use the Internet to get information.
  ※information「情報」

(2)He visited Osaka to eat Takoyaki.

(3)She was happy to get married.
  ※get married「結婚する」

(4)He must be crazy to do that.
  ※crazy「頭がおかしい」「狂っている」

(5)This English book is easy to read.

(6)She grew up to be a famous singer.

答えは

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

【解答】

(1)「私は、情報を得るためにインターネットを使います。」

(2)「彼は、たこ焼きを食べるために大阪を訪れました。」

(3)「彼女は、結婚して幸せでした。」

(4)「そんなことをするなんて、彼は頭がおかしいに違いない。」

(5)「この英語の本は、読むには簡単です。」
   または「この英語の本は、読み易い。」

(6)「彼女は、成長して有名な歌手になりました。」

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