by 〜 を付けない受動態について解説

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byを付けない受動態

by 〜 を付けない受動態について解説します。

受動態とは、「BはAによって〜される」というように動作を受ける人やものを主語にした表現です。

受動態の文は、動詞の部分に「be動詞 + 過去分詞」という形を用い、意味は「〜される」や「〜された」となります。

これに対し、以下の文のように、「AはBを〜する」と動作を行う人やものを主語にした表現は能動態と呼ばれます。

He likes her. 「彼は、彼女のことが好きです。」

そして、この能動態の文を受動態の文に書き換えると、以下のようになります。

She is liked by him. 「彼女は、彼によって好かれている。」

受動態の文では、動作を受けている(この場合愛されている)She「彼女」が主語になります。

そして、動作主(彼女を愛しているHe「彼」)は、by + (代)名詞の目的格「〜に(よって)」をbe動詞 + 過去分詞の後ろに置いて表します。

先ほどの文では、動作主をhim「彼に(よって)」という形で表しています。

しかし、動作主は受動態の文に必ず付くという訳ではなく、以下の3つの場合には動作主を表す「by 〜」は省略されます。

1.動作主が明らかな場合
2.動作主が分からない場合
3.動作主が一般の人の場合

まず、1つ目の動作を行うものや人が明らかな場合について解説します。

以下の能動態の文をみてみましょう。

I broke the chair yesterday. 「私は、昨日その椅子を壊しました。」

そして、この能動態の文を受動態の文に書き換えると、以下のようになります。

The chair was broken yesterday. 「その椅子は、昨日壊されました。」

話し手(私)が壊したのは明らかなので、わざわざ言わなくても聞き手は誰が壊したのか分かります。

このような場合には、動作主by me「私によって」 を省略します。

次に、2つ目の誰によってされたのか分からない場合について解説します。

以下の能動態の文をみてみましょう。

They built the building 10 years ago.「彼らは、10年前にそのビルを建てた。」

そして、この能動態の文を受動態の文に書き換えると、以下のようになります。

The building was built 10 years ago. 「そのビルは、10年前に建てられた。」

10年も前のことで誰によって建てられたか分からないという場合には、このように受動態の文の動作主by them「彼らによって」を省略します。

最後に、3つ目の動作を行う人が一般の人の場合について解説します。

以下の能動態の文をみてみましょう。

They speak English in America. 「彼らは、アメリカで英語を話します。」

そして、この能動態の文を受動態の文に書き換えると、以下のようになります。

English is spoken in America. 「英語は、アメリカで話されています。」

この場合、they「彼ら」というのはアメリカに住んでいる一般の人なので、受動態の文のby them「彼らによって」は省略します。

また、この場合英語はアメリカに住んでいる人によて話されていると明らかに分かるので、by them「彼らによって」が省略されると考えることもできます。

それでは、簡単な問題にチャレンジしてみましょう!

問題.以下の能動態の文を受動態の文に書き換えなさい。

(1)We ate the cake yesterday.
  ※ateはeat「食べる」の過去形、過去分詞はeaten

(2)They house the temple 20 years ago.

(3)We speak Japanese in Japan.

答えは

<解答>

(1)The cake was eaten yesteday. 「そのケーキは、昨日食べられた。」

(2)The house was built 20 years ago. 「その家は、20年前に建てられてた。」

(3)Japanese is spoken in Japan. 「日本語は、日本で話されています。」

(1)は動作主が明らか、(2)は動作主が全く分からない、(3)は動作主が日本にいる一般の人なので、通常by 〜 を省略します。

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