完全否定と部分否定

完全否定と部分否定について解説します。

完全否定と部分否定には何パターンかありますが、
まずnot anyとnot everyについて解説します。

not+anyは完全否定で「全く~ない」、
not+everyは部分否定で「全て~という訳ではない」
という意味になります。

以下の完全否定と部分否定の例文をみてみましょう。

<完全否定>
I do not(don't) know anything about it.
「私は、それについて全く知りません。」

<部分否定>
I do not(don't) know everything about it.
「私は、それについて全て知っているという訳ではありません。」

これは暗記してしまえばよいのですが、
私達はeveryを「全て」と覚えているので
not+everyの方を「全て~ない」と訳してしまいがちです。

not+everyは、全てではないけどある程度は
~であるという意味になるので注意しましょう。

また、上の完全否定の文は以下のように書くこともできます。

I know nothing about it.
「私は、それについて全く知りません。」

nothingは「何もない」という否定を含んだ意味を持っているので、
否定文にする時にknowを否定する必要はありません。

また、この文を直訳すると
「私は、それについて何もないものを知っている。」
となりますが日本語として不自然なので上のように意訳します。

anything, everything, nothingは物事の時に用います。

人の時は以下のようにanyone, everyone, no one、
またはanybody, everybody, nobodyを用います。

<完全否定>
I do not(don't) know anyone(anybody) here.
「私は、ここにいる人を誰も知りません。」

<部分否定>
I do not(don't) know everyone(everybody) here.
「私は、ここにいる人全員を知っているという訳ではありません。」

これは暗記してしまえばよいのですが、
私達はeveryを「全て」と覚えているので
not+everyの方を「全て~ない」と訳してしまいがちです。

not+everyは、全てではないけどある程度は
~であるという意味になるので注意しましょう。

この部分否定の文は、all「全て」を用いて
以下のように書くこともできます。

I do not(don't) know all people here.
「私は、ここにいる人全員を知っているという訳ではありません。」

ただ、allの場合は後ろに名詞の複数形がきます。
これに対し、everyは後ろに名詞の単数形がくるので注意しましょう。

everyday「毎日」、everyone「みんな」などは、
everydays、everyonesとeveryの後にくる名詞を複数形にしません。

everyは一人一人や一つ一つをみていくという
意味合いが強いため後ろに単数形がくるようです。

上の完全否定の文は、以下のように書くこともできます。

I know no one(nobody) here.
「私は、ここにいる人を誰も知りません。」

no one(nobody)は「誰も~ない」
という否定を含んだ意味を持っているので、
否定文にする時にknowを否定する必要はありません。

not + any = noと覚えておきましょう。

上の例文でno oneやnobodyは目的語として用いられていますが、
どちらかというと以下のように主語になることが多い気がします。

No one(Nobody) came here yesterday.
「昨日、誰もここへ来ませんでした。」

次に、完全否定のnever「決して~ない」と
部分否定のnot+always「いつも~という訳ではない」
について解説します。

以下の例文をみてみましょう。

<完全否定>
He never speaks English.
「彼は、決して英語を話しません。」

<部分否定>
He does not(doesn't) always speak English.
「彼は、いつも英語話すという訳ではありません。」

上の完全否定の文は、彼は絶対に英語を話さないということを表し、
neverの後ろの動詞は原形ではなく、主語や時制の影響を受けます。

この文では現在形で主語が三人称単数なのでspeaksと最後にsを付け、
もし過去のことを表す場合は動詞を過去形にします。

これに対し、下の部分否定の文は普段英語を話すけど
いつもではないとnotはalways「いつも」を否定しています。

暗記してしまえばよいのですが、
私達はnot+alwaysの方を「いつも~ない」と
完全否定のように訳してしまいがちなので注意が必要です。

not+alwaysと似た部分否定の表現not+necessarily
「必ず~という訳ではない」も覚えておきましょう。

以下は、not+necessarilyの例文です。

<部分否定>
He does not(doesn't) necessarily eat rice.
「彼は、必ずお米を食べるという訳ではありません。」

not+necessarilyを「決して(必ず)~ない」と
完全否定として訳さないように気をつけましょう。

最後に、完全否定のnot+either「両方とも~ない」と
部分否定のnot+both「両方とも~という訳ではない」
について解説します。

以下の例文をみてみましょう。

<完全否定>
I do not(don't) like either of them.
「私は、それらの両方とも好きではない。」

<部分否定>
I do not(don't) like both of them.
「私は、それらの両方とも好きという訳ではない。」

完全否定の文は、2つのうち両方とも好きではない
ということを表しています。

これに対し、下の部分否定の文は2つのうち片方は好きで、
もう片方は好きでないという意味になります。

暗記してしまえばよいのですが、
私達はnot+bothの方を「両方とも~ない」と
完全否定のように訳してしまいがちなので注意しましょう。

以下のように、not+eitherはneitherに置き換えることができます。

I like neither of them.
「私は、それらの両方とも好きではない。」

neitherはeitherにnotが付いたもので、
否定の意味を含んでおり動詞likeを否定する必要はありません。

また、「AとBの両方とも~」と2つのものを具体的に示す時には
either A or B、both A and B、neither A nor Bを用います。

以下は例文です。

<完全否定>
I do not(don't) like either dogs or cats.
I like neither dogs nor cats.
「私は、犬と猫の両方とも好きではない。」

neitherを用いる時には、
orではなくnorを用いるので注意しましょう。

<部分否定>
I do not(don't) like both dogs and cats.
「私は、犬と猫の両方とも好きという訳ではない。」

完全否定と部分否定の復習問題

問題.以下の日本語の意味になるように英文を作りなさい。

(1)「彼は、その授業について全く理解していませんでした。」

(2)「彼は、その授業について全てのことを理解した訳ではありません。」

(3)「誰も彼の説明を理解できませんでした。」

(4)「みんな(全ての人)が彼の説明を理解した訳ではありません。」

(5)「彼女は、絶対に(決して)夜の11時前には寝ませんでした。」

(6)「彼女は、いつも夜の11前に寝るという訳ではありませんでした。」

(7)「彼は、ケンとユリの両方とも知りません。」

(8)「彼は、ケンとユリの両方とも知っているという訳ではありません。」

答えは

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

【解答】

(1)He didn't understand anything about the lesson.
   He understood nothing about the lesson.

(2)He didn't understand everything about the lesson.

(3)No one(Nobody) understood his explanation.

(4)Everyone(All people) didn't understand his explanation.

(5)She never went to bed before 11 p.m.

(6)She didn't always go to bed before 11p.m.

(7)He does't know either Ken or Yuri.
   He knows neither Ken nor Yuri.

(8)She doesn't know both Ken and Yuri.

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