記憶のメカニズム(睡眠との関係)

脳の中で、前頭葉、海馬(かいば)、側頭葉という
3つの部位が記憶に関係します。

そして、以下の図のように前頭葉は額(ひたい)の内側にあり、
五感から入ってきた情報を2~3分(MAX約5分)保存し、
その間に両耳の内側辺りにある海馬にデータを送ります。

海馬と記憶

その情報は海馬で約24時間保存され、
その間に記憶に残すか削除するか決められます。

そして、海馬が記憶に残すと決めた場合、
後頭部の辺りにある側頭葉に送られ永久的に記憶に残りますが、
入ってきた情報を全て記憶すると脳は5分でパンクしてしまうため
海馬はほどんどの情報を削除します。

海馬は前頭葉から一定期間に繰り返し入ってきた情報を重要だと
判断して側頭葉に送るので、記憶させるには繰り返しが必要です。

海馬は平均で1ヶ月に約7回繰り返し入ってきた情報を側頭葉に送り、
図の()内のように1日後、2日後、3日後、1週間後、2週間後、
3週間後、1ヶ月後という期間での繰り返しが理想と言われています。

※繰り返しの回数やペースには個人差があります。

海馬は24時間しか保存できないので翌日の復習が特に重要です。

もう一つは、情報が楽しい、悲しいなどの感情と組み合わさると
海馬は記憶するように処理します。

旅行や誕生日会などイベントのことを1回でも良く覚えているのは、
情報が感情と組み合わさって脳に入ってくるからです。

しかし、自宅でメルマガを読んだり練習をする時は
旅行に行った時のように大きく感情は動かないので、
記憶させるには繰り返しがポイントになります。

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睡眠と記憶

海馬がその日1日に入ってきた情報の整理を睡眠中に行うため、
記憶のメカニズムを知ることに加えて睡眠をとることも大切です。

記憶の整理にはノンレム(深い)睡眠とレム(浅い)睡眠の
サイクルが4サイクル必要で、1サイクルの平均が90分なので
約6時間の睡眠が必要になります(70~110分で個人差あり)。

この6時間のうち、前半の3時間は細胞の再生など体のことに使われ、
後半の3時間が記憶の整理に使われます。

よって、徹夜(睡眠時間が3時間以内)して試験を受けた時、
海馬は情報を約24時間保存できるので試験当日は覚えていて
翌日になるとほぼ全て忘れてしまうのはこのためです。

努力して繰り返しても睡眠時間を削っての努力は無駄になるので、
しっかり睡眠を取りながら学習やトレーニングを行うことが大切です。

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