現在形や過去形と現在完了形の違い

現在形や過去形と現在完了形の違いについて解説します。

まず、以下の現在形の文をみてみましょう。

He lives in Japan. 「彼は、日本に住んでいます。」

この現在形の文は、彼が「今」日本に住んでいるということを表し、「過去にどこに住んでいたか」や「未来にどこに住んでいるか」については全く分かりません。

次に、以下の過去形の文をみてみましょう。

He lived in Japan last year. 「彼は、昨年日本に住んでいました。」

この過去形の文は、彼は昨年という「過去のある時点」で日本に住んでいたということを表しています。

よって、彼が「今どこに住んでいるか」や「未来にどこに住んでいるか」については全く分かりません。

このように、現在形の文は「今」のことだけ、過去形の文は「過去のある時点」のことだけを表し、その他の時のことは分かりません。

このことから、現在形や過去形(未来形も)が表す時は、「今」や「過去のある時点」という「点」であることが分かります。

ここで、現在完了形について考えてみます。一番分かりやすいので、まずは現在完了形の継続の文をみてみましょう。

He has lived in Japan since last year. 「彼は、昨年から日本に住んでいます。」

この現在完了形の文だと、彼は日本に「昨年から今まで」ずっと住んでいるということが分かります。

現在完了形の文は、過去だけでもなく今だけでもなく「過去から今まで(ずっと)」と過去と現在が繋がっていることを表します。

現在形は「今」、過去形が「過去のある時点」という「点」を表すのに対し、現在完了形は過去から今まで時が繋がる「線」のようなイメージです。

次に、以下の現在完了形の経験の文をみてみましょう。

He has lived in Japan before. 「彼は、以前日本に住んでいたことがある。」

この文も、「生まれた時から今まで」の経験を表すので「生まれた時という過去のある時点」と「今」が繋がっている「線」のようなイメージになります。

現在完了形の完了(結果)は、過去形の文と混乱し易いので気をつけましょう。

まず、以下の過去形の文をみて下さい。

He finished the work yesterday. 「彼は、昨日その仕事を終えた。」

この過去形の文は、昨日という「過去のある時点」で仕事を終えたというように、昨日の時点での動作しか表しません。

よって、「今」のことは分からないので、今はたくさんの仕事をしている可能性があります。あくまで、昨日仕事を終えたということしか分かりません。

次に、以下の現在完了形の完了の文をみてみましょう。

He has already finished the work. 「彼は、すでにその仕事を終えてしまった。」

この現在完了形の文は、「過去のある時点」で仕事を終えて、その結果「今」もまだすべき仕事がないということを表します。

よって、過去の動作が完了し、その結果として今の状態が分かります。やはり、過去のある時点と今が繋がる「線」のようなイメージになります。

過去形の文と現在完了形の完了[結果]の文は、日本語に訳すと非常に似ていますが表す意味は全く異なります。

もう1つ過去形と現在完了形[完了]の例文を比べてみましょう。

以下の過去形の文は、「過去のある時点」で弟が郵便局へ行ったことだけを表し、「今」家に帰ってきているか、まだ外出中かは分かりません。

My brother went to the post office. 「私の弟は、郵便局へ行きました。」

ところが、以下の現在完了形[完了]の文は、「過去のある時点」で弟は郵便局へ行ってしまい、「今」もいないということを表します。

My brother has gone to the post office.
「私の弟は、郵便局へ行ってしまった。」

よって、現在完了形は過去と今が繋がる「線」ようなイメージになります。

現在形や過去形と現在完了形の違いの復習問題にチャレンジ!

問題.以下の英文を日本語に訳しなさい。

(1)Ken went to Kyoto yesterday.

(2)Ken has been to Kyoto twice.

(3)Ken has been to Kyoto.

※ただ日本語に訳すだけでなく、状況を考えながら訳してみましょう。

答えは

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

 ↓ 

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【解答】

(1)「ケンは、昨日に京都に行った。」

(2)「ケンは、2回京都に行ったことがあります。」

(3)「ケンは、京都に行って来ました。」

(1)は過去形の文なので、昨日京都に行ったと、過去の「点」のことだけを表しており、今帰ってきているかまだ京都にいるかは分かりません。

(2)は現在完了形の経験の文なので、生まれた時という過去のある時点から今までを「線」で繋ぎ、その間に2回京都に行ったことがあることを表します。

(3)は現在完了形の完了の文なので、過去のある時点で京都に行き、今は普段住んでいる街に戻ってきていることを表します。

過去の動作の結果今のことが分かるので、過去と今が「線」で繋がっています。


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