助動詞can[可能・能力]
canの持つ可能と能力の意味「~できる」
について例文を用いて解説します。
canは助動詞と呼ばれ、文中で動詞の前に置いて、
動詞に意味を加えます(動詞を助けると書く!)。
それでは、まず以下の文をみてみましょう。
He plays tennis.「彼は、テニスをします。」
この文は通常の現在形を用いた文で、
「彼がテニスをする」という現在の事実を
表しているだけです。
助動詞canの能力の意味
次に、「彼は、テニスをすることができる」
という文を作ってみましょう。
ここで、play「~する」に「~することができる」
の意味を加えるために、助動詞のcanを用います。
以下のように、助動詞canは動詞の前に置きます。
He can play tennis.
「彼は、テニスをすることができる。」
ここで、助動詞の後ろで
は必ず動詞は原形になるので、
主語が三人称単数でも動詞の最後にsは付けません。
この文では、playsがplayと原形になっています。
そして、canを用いると
「テニスをする」という事実だけでなく、
テニスをする能力があるということも表します。
助動詞canの可能の意味
以下の文は、可能の意味になります。
You can use the room.
「あなたは、その部屋を使うことができる。」
このできるは能力ではなく、
その部屋を使うことが可能であるという意味です。
助動詞canの否定文
否定文はcanの後ろにnotを付け、
意味は「~することができない」となり、
ある動作に対する能力がないことを表します。
先ほどの肯定文を否定文に書き変えると、
以下のようになります。
He can not play tennis.
「彼は、テニスをすることができません。」
can notの省略形can'tを用いて、
以下のように書くこともできます。
He can't play tennis.
助動詞canの疑問文
疑問文はcanを主語の前に出し
文末にクエッションマーク?を付け、
意味は「~することができますか」となります。
よって、先ほどの肯定文を疑問文に書き変えると、
以下のようになります。
Can he play tennis?
「彼は、テニスをすることができますか。」
答え方はYesまたはNoとcanを用い、
以下のようになります。
Yes, he can.「はい、できます。」
No, he can't.「いいえ、できません。」
助動詞canの過去形
canの過去形はcould「~することができた」で、
以下は例文になります。
・能力
He could play tennis.
「彼は、テニスをすることができた。」
※テニスをする能力を持っていたという意味です。
・可能
We could see the full moon.
「私達は、満月を見ることができた。」
※満月を見ることが可能だったという意味です。
ここでは助動詞canの能力と可能
の意味について解説しましたが、
おそらくcanの能力や可能の意味は
多くの方が知っていると思います。
しかし、canにはこの他に3つの意味があります。
1つの助動詞が複数の意味を持つことがあるので、
それらをしっかり覚える必要があります。
can[可能・能力]の練習問題
問題.以下の問題に答えなさい。
(1)Ken swims fast.をcan「~することができる」
を用いた文に書き換えなさい。
(2)(1)で作った文を否定文に書き換えなさい。
(3)(1)で作った文を疑問文に書き換えなさい。
答えはこのページの下にあります。
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can[可能・能力]の問題の解答
(1)Ken can swim fast.
「ケンは、速く泳ぐことができます。」
(2)Ken can't swim fast.
「ケンは、速く泳ぐことができません。」
(3)Can Ken swim fast?
「ケンは、速く泳ぐことができますか。」
※Kenは人の名前なので、
文の途中でも最初の文字は大文字にします。
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