thanのあとは主格or目的格?

比較級+thanのあとの代名詞が
主格と目的格のどちらになるかは、
比較級で何と何を比べているのか?
を考えると分かります。

これは、同格や比較の文を作る時に
私達日本人が混乱しやすい部分です。

それは比較の形を
形容詞や副詞の比較級+thanと覚えており、
何と何を比較しているのかについては
深く考える習慣が身に付いていないからです。

そこで、比較の文で何と何を比べているか
を考えながらこれについて解説します。


例文1.He is young than I.

まず、「彼は、私より若い。」という
比較の例文を用いて考えてみます。

何と何を比較しているのか理解できないと、
以下の2つでどちらが正しいのか迷います。

He is younger than I.
He is younger than me.

比較級 + thanということさえ覚えていれば
この位の文なら作れてしまうかもしれませんが、
実際は次のような考え方をします。

上の文は、以下の2の事柄を比べています。

He is young.「彼は、若い。」
I am young.「私は、若い。」

そして、この2つの文を
1つの文で比べるために繋ぐ必要があり、
同格ではasを用いましたが比較の場合は
thanを用いて以下のように繋ぎます。

He is young than I am young.

比較表現のthanは2つの文を繋ぐ
接続詞のような働きをしています。

そして、この場合は若さを比較して
「より若い」ということを表したいので、
young「若い」を比較級のyoungerに変えて
以下のような文になります。

He is younger than I am young.

最後にyoungは同じ言葉の繰り返しは避けるため、
amもHe isからbe動詞の繰り返しとなるので消し、
完成した文は以下のようになります。

He is younger than I.
「彼は、私より若い。」

※口語ではHe is younger than me.
 ということもあります。


例文2.He can speak English ~

次に、「彼は、日本語より英語を上手に話す
ことができる。」という例文を考えてみます。

この文は、以下の2つの事柄を比べています。

He can speak English well.
「彼は、英語を上手に話すことができる。」

He can speak Japanese well.
「彼は、日本語を上手に話すことができる。」

そして、この2つの事柄を比べるために
thanを用いて繋ぎ以下のようになります。

He can speak English well than he can speak Japanese well.
「彼は、日本語を上手に話すことができるより英語を上手に話すことができる。」

また、この場合と話す上手さを
比較して「より上手」と言いたいので、
well「上手に」を比較級のbetterに変えて
以下のような文になります。

He can speak English better than he can speak Japanese well.

最後に、同じ言葉の繰り返しを避けるため
thanの後ろのHe can speakとwellを消し、
完成した文は以下のようになります。

He can speak English better than Japanese.
「彼は、日本語より英語を上手に話すことができる。」

thanの後ろは必ずHeやIなどの主格ではなく、
何と何を比べているかにより変わります。


例文3.It is colder today than ~

最後に、「今日は、昨日より寒い。」
という比較の文を考えてみます。

この文は、以下の2つの事柄を比べています。

It is cold today. 「今日は、寒い。」
It was cold yesterday. 「昨日は、寒かった。」

そして、この2つの事柄を
比べるためにthanを用いて繋ぎ、
1つの文にすると以下のようになります。

It is cold today than it was cold yesterday.

また、この場合は寒さを比較して
「より寒い」ということを表したいので、
cold「寒い」を比較級のcolderに変えて
以下のような文になります。

It is colder today than it was cold yesterday.
「今日は、昨日が寒かったのより寒い。」

ここでthanの後ろのItとcoldは同じ語の繰り返し、
wasも最初のIt isから容易に推測できるため消して
以下のようになります。

It is colder today than yesterday.
「今日は、昨日より寒い。」

以下のように順番を変えないよう注意しましょう。

It is today colder than yesterday.

同格の場合は並び順が変わることもありますが、
比較はもとの文から並び順を変える必要はありません。

同格で何と何を比較するのか?にいては、
以下のページで解説しています。

同格で何と何を比較しているのか?

英語の命令文へ

比較級で何と何を比べている?の練習問題

問題.以下の日本語の意味になるように英文を作りなさい。

(1)「彼女は、カレーより肉じゃがを上手に作ります。」

(2)「この部屋には、あの部屋よりたくさんの机がある。」
  ※There is(are)~ 「~がある」

答えはこのページの下にあります。

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比較級で何と何を比べている?の問題の解答

(1)She cooks Nikujaga better than curry.

(2)There are more desks in this room than in that room.

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