have toの過去形と未来形

義務の意味を持つ、have toの
過去形had toと未来形will have to
について例文を用いて解説します。

目次

mustに過去形や未来形はないので、

「~しなければならない」

という義務の意味で
過去や未来のことを表す時は
have toを用います。


まず、have toの過去形の形は
haveを過去形のhadにしたhad toで、

「~しなければならなかった」

という意味になります。


以下は、had toを用いた例文です。

He had to do it.
「彼は、それをしなければならなかった。」


助動詞の後ろは動詞の原形なので、
主語が三人称単数でもdoにsを付けて
doesとなりません。


had toのhadの部分が
一般動詞haveの過去形なので、

否定文はdidn'tをhaveの前に置き
動詞を原形に直します。


そして、過去形had toの否定文は、

「~する必要はありませんでした」

という意味になります。


よって、以下の肯定文を

He had to do it.


否定文に書き換えると
以下のようになります。

He didn't have to do it.
「彼は、それをする必要はありませんでした。」


疑問文は一般動詞の疑問文と
同じでDidを文の先頭に置き、

文末にクエッションマーク?を付け
動詞を原形に直します。


そして、過去形had toの疑問文は、

「~しなければなりませんでしたか」

という意味になります。


よって、以下の肯定文を

He had to do it.


否定文に書き換えると
以下のようになります。

Did he have to do it?
「彼は、それをしなければなりませんでしたか。」


答え方はYesまたはNoとdidを用い、
以下のようになります。

Yes, he did.
「はい、しなければなりませんでした。」

No, he didn't.
「いいえ、する必要はありませんでした。」


have toの未来形の形は
willを付けたwill have toで、

「~しなければならないだろう」

という意味になります。


以下は、will have toを用いた例文です。

He will have to do it.
「彼は、それをしなければならないだろう。」


否定文はwillの後ろにnotを付け、

「~する必要はないだろう」

という意味になります。


よって、以下の未来形の肯定文を

He will have to do it.


未来形の否定文に書き換えると
以下のようになります。

He will not have to do it.
「彼は、それをする必要はないだろう。」


will notの省略形won'tを用い、
以下のように書くこともできます。

He won't have to do it.


疑問文はwillを主語の前に出し、
文末にクエッションマーク?を付け、

「~しなければならないでしょうか」

という意味になります。


よって、以下の未来形の肯定文を

He will have to do it.


未来形の否定文に書き換えると
以下のようになります。

Will he have to do it?
「彼は、それをしなければならないでしょうか。」


答え方はYesまたはNoとwillを用い、
以下のようになります。

Yes, he will.
「はい、しなければならないだろう。」

No, he won't.
「いいえ、する必要はないだろう。」

have toの過去形と未来形の問題

問題.以下の問題に答えなさい。

(1)He must tell the truth.を
  過去形の文に書き変えなさい。

(2)He must tell the truth.を
  未来形の文に書き変えなさい。

(3)(2)で作った文を疑問文にしなさい。


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)He had to tell the truth.
 「彼は、真実を言わなければならなかった。」

(2)He will have to tell the truth.
 「彼は、真実を言わなければならないだろう。」

(3)Will he have to tell the truth?
 「彼は、真実を言わなければならいでしょうか。」

※mustの過去形にはhad to、
 未来形はwill have toを用います。

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