助動詞would[過去の強い意志]
wouldの持つ強い意志の意味
「どうしても~しようとした」と、
否定のwould not「どうしても~
しようとしなかった」という意味
について例文を用いて解説します。
過去の強い意志を表すwould
実際に、強い意志のwouldを用いた
以下の例文をみてみましょう。
He would do the work.
「彼は、どうしてもその仕事をしようとした。」
助動詞の後ろは必ず動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞にsを付けて
doesとならないので注意しましょう。
このwouldは「過去のある時点」で、
「その時点からみた未来」に対する
強い意思を表しています。
過去の強い意志の否定would not
否定文はwouldの後ろにnotを付け、
「どうしても~しようとしなかった」
という意味になります。
よって、先ほどの肯定文を
否定文に書き変えると、
He would do the work.
以下のようになります。
He would not do the work.
「彼は、どうしてもその仕事をしようとしなかった。」
would notの短縮形wouldn'tを用い、
以下のように書くこともできます。
He wouldn't do the work.
強い意志の疑問文は使わない
疑問文はwouldを主語の前に出し、
以下のようになります。
Would he do the work?
「彼は、どうしてもその仕事をしようとしましたか。」
ただ、「どうしても~
しようとしましたか」と
質問することはあまりありません。
以下のようにwouldには
依頼や過去の習慣の意味もあり、
Would you pass it?
「それをとって頂けませんか。」
Would he go fishing?
「彼は、以前よく釣に行きましたか。」
疑問文は見分けがつきにくいので
強い意志を表すwouldの疑問文は
用いられない傾向にあります。
実際、過去の強い意志の疑問文を
今までに見たことがありません。
よって、疑問文はwouldではなく、
以下のように一般動詞のtryを用いた
表現try to「~しようとする」の
疑問文を用いることが多いです。
Did he try to do the work?
「彼は、その仕事をしようとしましたか。」
答え方はYesまたはNoとdidを用い、
以下のようになります。
Yes, he did.
「はい、しました。」
No, he didn't(did not).
「いいえ、しませんでした。」
過去の強い意志を表すwouldは、
肯定文「どうしても~しようとした」と
「どうしても~しようとしなかった」
という否定文を覚えておきましょう。
would[過去の強い意志]の問題
問題.以下の文を日本語に訳しなさい。
(1)I would talk to her.
(2)He wouldn't help me.
(3)The door wouldn't open.
答えはこの下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(1)「私は、どうしも彼女と話をしようとした。」
(2)「彼は、どうしても私を手伝おうとしませんでした。」
(3)「ドアは、どうしても開きませんでした。」
※通常ドアなどに意思はありませんが、
物が主語でも「どうしても~しなかった」
と、would notを用いる場合があります。
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