比較級+thanの後ろの格と省略

比較級+than SVという形を作る時の、
thanの後ろの代名詞の格や動詞の省略
について例文を用いて解説します。

目次

比較級+thanの後ろにくる言葉や
代名詞が主格か目的格になるかは、

比較級+than SVという形から
何と何を比べているのか?を考える
と分かります。


これは、同格や比較の文を作る時に
私達日本人が混乱しやすい部分です。


それは、比較の形を形容詞や
副詞の比較級+thanと暗記して、

何と何を比較しているのかを考える
習慣が身についていないからです。


そこで、比較級+than SVを作り、
比較の文で何と何を比べているか?
について例文を用いて解説します。


ここでは、3つの例文を用いて、
比較級+thanの後ろに置く代名詞の
格や動詞の省略について解説します。


例文1.He is young than I.

まず、「あなたは、私より若い。」
という例文を用いて考えてみます。


何と何を比較しているのか理解できないと、
以下の2つでどちらが正しいのか迷います。

You are younger than I.

You are younger than me.


比較級+thanということさえ覚えていれば
この英文を作れてしまうかもしれませんが、
実際は次のような考え方をします。


上の例文は、以下の2の事柄を比べています。

You are young.「あなたは、若い。」

I am young.「私は、若い。」


そして、この2つの例文を
1つの文で比べるために繋ぐ必要があり、

同格ではasを用いましたが比較の場合は
thanを用いて以下のように繋ぎます。

You are young than I am young.


比較級のあとに置くthanは、
2つの文を繋ぐ接続詞のような
働きをしています。


そして、この場合は若さを比較して
「より若い」ということを表したいので、

young「若い」を比較級のyounger
に変えて以下のような文になります。

You are younger than I am young.


最後にyoungは同じ言葉の繰り返しのため、
amもbe動詞の繰り返しとなるので省略して
完成した文は以下のようになります。

You are younger than I.
「あなたは、私より若い。」


※口語では、thanの後ろに目的格を置いて
 以下のように言うこともあります。

You are younger than me.


例文2.He can speak English ~

次に、「彼は、日本語より英語を上手に話す
ことができる。」という例文を考えてみます。


この文は、以下の2つの事柄を比べています。

He can speak English well.
「彼は、英語を上手に話すことができる。」

He can speak Japanese well.
「彼は、日本語を上手に話すことができる。」


そして、この2つの事柄を比べるために
thanを用いて繋ぎ以下のようになります。

He can speak English well than he can speak Japanese well.
「彼は、日本語を上手に話すことができるより英語を上手に話すことができる。」


また、この場合と話す上手さを
比較して「より上手」と言いたいので、

well「上手に」を比較級のbetter
に変えて以下のような文になります。

He can speak English better than he can speak Japanese well.


最後に、同じ言葉の繰り返しを避けるため
thanの後ろのHe can speakとwellを消して、
完成した文は以下のようになります。

He can speak English better than Japanese.
「彼は、日本語より英語を上手に話すことができる。」


thanの後ろは必ずHeやIなどの主格ではなく、
何と何を比べているかにより変わります。


例文3.It is colder today than ~

最後に、「今日は、昨日より寒い。」
という比較の文を考えてみます。


この文は、以下の2つの事柄を比べています。

It is cold today.
「今日は、寒い。」

It was cold yesterday.
「昨日は、寒かった。」


そして、この2つの事柄を
比べるためにthanを用いて繋ぎ、
1つの文にすると以下のようになります。

It is cold today than it was cold yesterday.


また、この場合は寒さを比較して
「より寒い」ということを表したいので、

cold「寒い」を比較級のcolderに変えて
以下のような文になります。

It is colder today than it was cold yesterday.
「今日は、昨日が寒かったのより寒い。」


ここでthanの後ろのItと
coldは同じ語の繰り返して、

It isの部分からwasも推測できるため
省略して以下のようになります。

It is colder today than yesterday.
「今日は、昨日より寒い。」


以下のように語順を変えてはいけません。

×It is today colder than yesterday.

比較級+thanの後ろの作り方の問題

問題.以下の日本語の意味になるように
   英文を作りなさい。

(1)「彼女は、カレーより肉じゃがを上手に作ります。」

(2)「この部屋には、あの部屋よりたくさんの机がある。」

  ※There is(are)~ 「~がある」


練習問題の解答

(1)She cooks Nikujaga better than curry.

thanの後ろはShe cooks curryですが、
繰り返しのためshe cooksを省略します。


(2)There are more desks in this room than in that room.

thanの後ろは以下になりますが、
There are many desks in that room

繰り返しのためThere are many desks
を省略してthan in that roomとなります。

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