第5文型[SVOC]の受動態

第5文型の受動態の作り方や、
補語がto不定詞の場合などについて
例文を用いて解説します。

目次

以下の例文を用いて、
第5文型の受動態の作り方
を解説していきます。

例えば、以下の例文は、

He calls me Take.
「彼は、私をタケと呼びます。」

この英文は、S:He、V:calls、
O:me、C:Takeの第5文型ですが、

目的語のmeを主語にすると
「私は、彼にタケと呼ばれています。」
という受動態の文になります。

まず、この受動態の文の主語は、
「私は」でIになります。

そして、動詞のcallsが
「呼ばれています」という意味の
受動態am calledとなります。

I am calledの後ろにmeを置き、
最後にby him「彼によって」を付けて
受動態の文は以下のようになります。

I am called Take by him.
「私は、彼にタケと呼ばれています。」

この英文は、S:I、V:am called、
C:Takeの第2文型です。

そして、by himは「彼によって」
→「呼ばれている」と動詞を修飾
している副詞(修飾語のM)です。

by ~ が省略される場合

受動態の文にした時に、
動作主が明らかな場合や
一般の人の場合はby ~ は
省略されることが多いです。

以下は、S:They、V:painted
O:it、C:yellowの第5文型ですが、

We painted it yellow.
「私達は、それを黄色に塗りました。」

受動態にした時にWeを
言わなくても明らかな場合は、
以下のようにby usは省略されます。

It was painted yellow.
「それは、黄色に塗られました。」

補語が主語になる受動態はない

第5文型を受動態にする時、
目的語が受動態の文の主語になり、
補語は受動態の文の主語になりません。

例えば、以下の例文で、

He calls me Take.
「彼は、私をタケと呼びます。」

補語のTakeを主語にすると、
以下のように意味が分かりません。

×Take is called me by him.
「タケは、彼によって私を呼ばれます。」

よって、第5文型の補語が主語
になる受動態の文はありません。


以下のように、第5文型の補語が
to不定詞の受動態を考えてみます。

My boss told him to do it.
「私の上司は、彼にそれをするように言った。」

この英文は「彼=それをすること」と
him = to do itの関係が成り立つので、

S:My boss、V:told、O:him、
C:to do itの第5文型になります。

そして、この例文を受動態にすると
以下のようになります。

He was told to do it by my boss.
「彼は、私の上司にそれをするように言われた。」


以下のように、第5文型の補語が
現在分詞の受動態を考えてみます。

They kept her standing.
「彼らは、彼女を立ちっぱなしにした。」

この英文は「彼女=立っている」と
her = standingの関係が成り立つので、

S:They、V:kept、O:her、
C:standingの第5文型になります。

そして、この例文を受動態にすると
以下のようになります。

She was kept standing by them.
「彼女は、彼らに立ちっぱなしにさせられた。」


以下のように、第5文型の補語が
過去分詞の受動態を考えてみます。

They kept her surprised.
「彼らは、彼女を驚かせ続けた。」

この英文は「彼女=驚いている」と
her = surprisedの関係が成り立つので、

S:They、V:kept、O:her、
C:surprisedの第5文型になります。

そして、この例文を受動態にすると
以下のようになります。

She was kept surprised by them.
「彼女は、彼らに驚かされ続けた。」

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