前置詞intoの意味と使い方
前置詞intoの意味と使い方について、
例文を用いて解説しています。
方向・衝突を表す前置詞into
前置詞intoには「~の中へ」
という内部へ向かう方向と
「~にぶつかって」という
衝突を表す意味があります。
以下は、例文です。
My father came into my room.
「父親が、私の部屋(の中)へ入ってきた。」
intoは「中に」という
状態を表す前置詞inと
「~へ」と向かう方向を表す
前置詞toが組み合わさり、
「~の中へ」と内部へ向かう
方向を表します。
よって、into my roomで
「私の部屋(の中)へ」という
意味になります。
I went into his room.
「私は、彼の部屋(の中)へ入っていった。」
into his roomで、
「彼の部屋(の中)へ」となります。
go into「(~の中)へ入っていく」と
come into「(~の中)へ入ってくる」は
日常会話でよく用いるので覚えておきましょう。
I ran into a wall.
「私は、壁に突っ込んだ。」
ran into a wallの直訳は
「壁にぶつかって走った」となりますが、
不自然なので「壁に突っ込んだ」としました。
「もろに壁にぶつかった」
などでもよいと思います。
変化・結果を表す前置詞into
前置詞intoには、
「~になって」「~に変わって」と
変化・結果を表す意味があります。
以下は、例文です。
Her face turned into red.
「彼女の顔は、赤くなった。」
turnには「変化する」
という意味があるので、
turned into redの直訳は
「赤になって変化した」となりますが、
不自然なので「赤くなった」としました。
The caterpillar changed into a butterfly.
「そのイモムシは、蝶になった。」
changeには「変化する」
という意味があるので、
changed into a butterflyの直訳は
「蝶になって変化した」となりますが、
不自然なので「蝶になった」としました。
turnは物質自体は変わらないが
「性質が変化する」という意味で、
chengeは「物質そのものが変化する」
という意味です。
about the end of this monthは
「およそ今月末」となりますが、
より自然な日本語にするために
「今月末頃」としました。
一つ目の例文は顔という物質は
変わらずその性質である色が変化し、
二つ目の例文はイモムシから蝶に
物質そのものが変化しています。
They burst into laughter.
「彼らは、どっと笑った。」
このintoも変化を表しますが、
これはburst intoで「どっと笑う」と
熟語のように覚えておきましょう。
burst into tearsで、
「わっと泣いた」という意味になります。
前置詞intoを用いた表現
以下に、フレーズで覚えると良い
前置詞intoを用いた表現を紹介します。
これらの表現は熟語のように
覚えておきましょう。
・change ~ into …「~を…に変える」
Heat changes water into steam.
「熱は、水を蒸気に変える。」
この文のheat「熱」、
water「水」、steam「蒸気」は
抽象名詞(抽象的なもの)なので
冠詞は付きません。
・divide ~ into …「~を…に分ける」
I divided the cake into two.
「私は、そのケーキを二つに分けた。」
・put ~ into …「~を…に入れる」
He put something into the box.
「彼は、その箱に何かを入れた。」
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