前置詞+関係代名詞=関係副詞

前置詞+関係代名詞=関係副詞と、
前置詞+名詞を関係副詞に書き換える
方法について例文を用いて解説します。

目次

以下の2つの例文を繋ぎながら、
前置詞+関係代名詞=関係副詞が
成り立つ理由について解説します。

That is the house.
「あれは、(その)家です。」

He lives there.
「彼は、そこに住んでいます。」


この2つの例文で、

1つ目の文のthe houseと
2つ目の文のthereが同じ場所を
表しています。


そして、これら2つのうち
副詞のthereを関係副詞whereに置き換え、
2つの文を繋ぐと以下のようになります。

That is the house where he lives.
「あれは、彼が住んでいる家です。」


次に、以下の例文を繋いでみます。

That is the house.
「あれは、(その)家です。」

He lives in it.
「彼は、そこに住んでいます。」


この2つの例文では、

1つ目の文のthe houseと
2つ目の文のitが同じものを
表しています。


この2つは両方とも名詞なので、
片方を関係代名詞に置き換えます。


2つの文を繋ぐと日本語は以下になり、

「あれは、彼が住んでいる家です。」

修飾されるthe houseが先行詞となるので
もう一方のitを関係代名詞whichに変えます。


そして、2つの例文を繋ぐと
以下のようになります。

That is the house which he lives in.
「あれは、彼が住んでいる家です。」


そして、前置詞+関係代名詞を用いて
例文を繋ぐと、以下のようになります。

That is the house in which he lives.
「あれは、彼が住んでいる家です。」


ここで、この例文を
最初の関係副詞を用いた
以下の例文と比べると、

That is the house where he lives.

「in which=where」なので
前置詞+関係代名詞=関係副詞
であることが分かります。


前置詞+名詞は文中で
副詞の役割をすることがあり、

その場合には「前置詞+名詞」
の部分を関係副詞に置き換える
ことができます。


ここでは、前置詞+名詞を
関係副詞に書き換える方法について、

以下の2つの例文を繋ぎながら
解説していきます。

I remember the day.
「私は、その日のことを覚えています。」

I met him for the first time on the day.
「私は、その日彼に初めて会った。」


英文を繋ぐ手順は以下の通りです。

1.2つの文で同じものを見つける。

1つ目の文のthe dayと
2つ目の文のthe dayが、
同じ時を表しています。


2.片方を関係代名詞に置き換える。

2つの文を繋いだ日本語は、

「私は、初めて彼に会った日のことを
覚えています。」となるので、

1つ目の文のthe dayが先行詞となります。


よって、2つ目の例文のthe dayを
先行詞が人以外で目的格の時に用いる
関係代名詞whichに置き換えて、

2つ目の文は以下のようになります。

I met him for the first time on which.


3.先行詞の後ろに関係代名詞が
 くるように残りの文を置く。

先行詞である1つ目の文のthe day
の後ろに関係代名詞whichがくるように、

which I met him for the first time on
と書き換えて繋げます。


よって、関係代名詞により2つの
例文を繋ぐと以下のようになります。

I remember the day which I met him for the first time on.
「私は、彼に初めて会った日のことを覚えています。」


手順2で、on whichのように
前置詞+関係代名詞の形の場合、

以下のように関係代名詞の前に
前置詞を置くこともできます。

I remember the day on which I met him for the first time.
「私は、彼に初めて会った日のことを覚えています。」


前置詞+名詞=関係副詞

手順1で、同じものを選ぶ時に
2つ目の文でon the dayを選ぶと、

「その日に」→「会った」と
on the dayの部分は動詞を修飾する
副詞の役割をしています。


そして、前置詞+関係代名詞は
関係副詞に置き換えられるので、

以下のようにon whichを関係副詞
whenに書き換えることができます。

I remember the day when I met him for the first time.
「私は、彼に初めて会った日のことを覚えています。」


1語で場所や時を表す言葉は、
there「そこで(に)」とthen
「その時(に)」くらいです。

よって、副詞1語を関係副詞に
置き換えるよりも、前置詞+名詞を
関係副詞に置き換えるほうが多いです。

前置詞+関係代名詞=関係副詞の問題

問題1.関係代名詞と関係副詞を用いて
   以下の2つの文を繋ぎなさい。
   また、日本語に訳しなさい。

(1)I visited the store.
  My friend works at the store.


問題2.関係副詞を用いて以下の2つの
   文を繋ぎ、日本語に訳しなさい。

(2)The house is on the hill.
  My uncle lives in the house.

(3)I remember the day.
  My friend came to this city on the day.


練習問題の解答

(1)関係代名詞を用いた場合

I visited the store(which)my friend works at.
またはI visited the store at which my friend works.

(1)関係副詞を用いた場合

I visited the store(where)my friend works.
「私は、友達が働いているお店を訪れました。」

※3つの英文の日本語訳は同じです。

※目的格の関係代名詞のwhich、
 関係副詞whereは省略できますが、
 前置詞+関係代名詞のat whichは
 省略できません。


(2)The house(where)my uncle lives is on the hill.
  「私の叔父が住んでいる家は、丘の上にあります。」

※2つ目の文のin the houseを
 whereに変えます。

(3)I remenber the day(when)my friend came to this city.
  「私は、友達がこの街に来た日のことを覚えています。」

※2つ目の文のon the dayを
 whenに変えます。

※関係副詞のwhereやwhenは
 省略されることが多いです。

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