命令文の作り方と例文

主語がない命令文の作り方と訳し方、
主語ありの命令文、否定の命令文など
について例文を用いて解説します。

目次

命令文は動詞の原形で始まり、
「~しなさい」という意味で
何かを命令する時に用います。


まず、以下は命令文でない
通常の文です。

You speak English here.
「あなたは、ここで英語を話します。」


この例文は、あなたが英語を話す
という現在の事実を表しています。


この例文で主語のYouを取ると、
以下のように命令文になります。

Speak English here.
「ここでは、英語を話しなさい。」


be動詞の場合も同じで主語はなく、
be動詞の原形beで始まります。

Be careful.「注意しなさい。」


命令文に主語がないのは、
以下の理由からです。


命令は「あなた」や
「あなた達」にするので
命令文の主語は必ずYouになり、

明らかに分かる主語Youは省略され
命令文は動詞の原形から始まります。


そこで、動詞の前に主語として
Youを置くと文型が分かります。


例えば、以下の命令文なら、

Speak English here.
「ここでは、英語を話しなさい。」


Speakの前に主語として
Youを置いて以下にすると、

You speak English here.

S:You V:speak O:Englishの
第3文型と分かります。


また、以下の命令文なら、

Be careful.「注意しなさい。」

beの前にYouを置いて
Beをareにして以下にすると、

You are careful.

S:You V:are C:carefulの
第2文型と分かります。


通常、命令文には主語はありませんが、

以下のように「~しなければならない」
という意味の助動詞mustを用いた文は
主語ありの命令文と考えることもできます。

You must be careful.
「(あなたは、)注意しなければならない。」

You must speak English here.
「(あなたは、)ここでは英語を話さなければならない。」


命令文の否定(禁止の命令文)は、

be動詞でも一般動詞でも動詞の前に
Don'tを置いて、意味は「~するな」
「~してはいけない」となります。

Don't be noisy.
「騒がしくしてはいけない。」

Don't run in this room.
「この部屋の中では走ってはいけない。」


命令文の否定(禁止の命令文)は、

以下のように助動詞mustの否定
must not(省略形はmustn't)と
同じような意味になります。

You mustn't be noisy.
「(あなたは、)騒がしくしてはいけない。」

You mustn't run in this room.
「(あなたは、)この部屋の中では走ってはいけない。」


なので、You must notの文は、
主語ありの否定の命令文とも
考えられます。


また、否定の命令文を作る時に
Don'tの代わりにNeverを置くと、

「絶対に~してはいけない」と
禁止の意味が強調されます。

Never be noisy.
「絶対に騒がしくしてはいけない。」

Never run in this room.
「この部屋の中では、絶対に走ってはいけない。」


以下では、依頼と勧誘の命令文
について解説しています。

依頼と勧誘の命令文

命令文の作り方の問題

問題.以下の日本語の意味になるように
   英文を作りなさい。

(1)「毎日英語を勉強しなさい。」

(2)「正直になりなさい。」

  ※honest「正直な」

(3)「その箱を開けてはいけない。」

(4)「絶対にその箱を開けてはいけない。」


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)Study English everyday.

(2)Be honest.

(3)Don't open the box.

(4)Never open the box.

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