過去形と過去完了形の違いと代用

過去形と過去完了形の違いと
過去完了形を過去形で代用したり、
過去完了形と過去形を併用する使い方
について例文を用いて解説します。

目次

まず、以下の過去形の文と
過去完了形の継続の文の違い
について考えてみます。


・過去形

I lived in Japan before I went to America.
「私はアメリカに行く前、日本に住んでいました。」


・過去完了形の継続

I had lived in Japan for two years before I went to America.
「私はアメリカに行く前、2年間日本に住んでいました。」


上の過去形の文は、
日本に住んでいたという
「過去のある時点」の状態を表し、
点のイメージになります。

※住んでいたという場合には、
 前後半年間など、時に幅のある
 大きな点のイメージになります。


これに対し過去完了形の継続の文は、
「過去のある時からある時まで」
何らかの状態が継続していたことを表し、
線のイメージになります。


過去完了形の継続と過去形の併用

以下のように、過去完了形の継続には
過去のいつまでの継続かを表すために
過去形が併用されることが多いです。

I had lived in Japan for two years before I went to America.


そして、過去完了形の文に過去形を用いた
before I went to Americaを付けることで、

アメリカに行く2年前からアメリカに
行った時までの2年間住むという状態が
継続していたことを表しています。


過去形は過去のある時点での
動作や状態を表す点のイメージ、
過去完了形は過去のある時とそれより前の
過去の時が繋がっている線のイメージです。


次に、以下の過去形の文と
過去完了形の経験の文の違い
について考えてみます。


・過去形

He visited America before he was 20 years old.
「彼は20歳になる前に、アメリカを訪れた。」


・過去完了形の経験

He had visited America twice before he was 20 years old.
「彼は20歳になる前に、2回アメリカを訪れたことがあった。」


まず、上の過去形の文は何回
行ったという経験は表しておらず、

20歳になる前の過去のある時点で
アメリカを訪れたという過去の事実
だけを表しています。


過去完了形の経験と過去形の併用

以下のように、過去完了形の経験には
過去のいつまでの経験かを表すために
過去形が併用されることが多いです。

He had visited America twice before he was 20 years old.


そして、過去完了形の文に過去形を用いた
before he was 20 years oldを付けて、

生まれた時から20歳になったという
過去のある時点までに彼が2回アメリカ
を訪れたという経験を表しています。


過去形は過去のある時点での事実
を表しているだけの点のイメージ、

過去完了形の経験は生まれた時から
過去のある時点までが線で繋がっていて
その間の経験を表しています。


最後に、過去形の文と
過去完了形の完了の文の違い
について考えてみます。


・過去形

She finished the homework when her friend got to her house.
「彼女の友達が家に着いた時、彼女は宿題を終えた。」


・過去完了形の完了

She had already finished the homework when her friend got to her house.
「彼女の友達が家に着いた時、彼女はすでに宿題を終えていました。」


まず、過去形は「友達が着いた」時点と
「宿題を終えた」時点に時の幅がないので、
2つの事が同じ時に起こったことを表します。

友達が挨拶して家に入ってきた時、
宿題が終わったという状況です。


これに対し過去完了形の完了の文は、
「過去のある時点と過去のある時点」
が繋がっているイメージになります。


過去完了形の完了と過去形の併用

以下のように、過去完了形の完了には
過去のいつまでに完了したかを表すために
過去形が併用されることが多いです。

She had already finished the homework when her friend got to her house.


この文の場合、過去形を用いた
when her friend got to my house
を過去完了形の文に付けることで、

「友達が着いた」時より前の時点で
彼女が「宿題を終えた」ことを表します。


「宿題を終えた」時点と
「友達が着いた」時点に時間差があり、
その2つの過去に結びつきがあるので
線で繋がっているイメージになります。

過去形は過去のある時点(1点)
での動作や状態を表すのに対し、
過去完了形は過去のある時点とある時点が
線で繋がっているような意味を持ちます。


現在完了形や過去完了形は「線」、
現在形・過去形・未来形・進行形などの
基本時制は「点」のイメージです。

日本語を話す時は区別せずに
自然にこれらを使い分けているので、
英語で考える時に混乱しやすいので
イメージに注意しましょう。


過去完了形は「線」、過去形は「点」の
イメージであることをお伝えしましたが、
会話では過去完了形の代わりに過去形を
代用することがよくあります。


過去完了形の完了を過去形で代用

例えば、以下の例文の
過去完了形had finishedの部分は、

She had already finished the homework when her friend got to her house.
「彼女の友達が家に着いた時、彼女はすでに宿題を終えていました。」


以下の例文のように過去形の
finishedで代用することができます。

She finished the work before her friend got to her house.
「彼女の友達が家に着く前に、彼女は宿題を終えた。」


このように接続詞のbeforeを用いると
起こった出来事の前後関係が分かるため、
過去完了形の代わりに過去形が使えます。


過去完了形の経験を過去形で代用

例えば、以下の例文の
過去完了形had visitedの部分は、

He had visited America twice before he was 20 years old.
「彼は20歳になる前に、2回アメリカを訪れたことがあった。」


以下の例文のように過去形の
visitedで代用することができます。

He visited America before he was 20 years old.
「彼は20歳になる前に、アメリカを訪れた。」


過去形だと経験の意味はなくなり
過去にアメリカを訪れたという事実を
表す感じになります。


過去完了形の継続を過去形で代用

例えば、以下の例文の
過去完了形had livedの部分は、

I had lived in Japan for two years before I went to America.
「私はアメリカに行く前、2年間日本に住んでいました。」


以下の例文のように過去形の
livedで代用することができます。

I lived in Japan before I went to America.
「私はアメリカに行く前、日本に住んでいました。」


過去形だと継続の意味はなくなり
アメリカに行く前に日本に住んでいた
という事実を表す感じになります。

過去形と過去完了形の違いの問題

問題.以下の過去形と過去完了形の文を
   日本語に訳しなさい。

(1)Ken arrived at Kyoto yesterday.

(2)Ken had been to Kyoto twice before he lived there.

(3)Ken had been to Kyoto when I arrived at his house.

※ただ日本語に訳すだけでなく、
 状況を考えて訳しましょう。


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)「ケンは、昨日に京都に到着した。」
  (過去形)

昨日京都に到着したという
過去のことだけを表しており、
もう帰ってきているかまだ
京都にいるかは分かりません。


(2)「ケンは、そこに住む前に2回京都に行ったことがありました。」
  (過去完了形の経験)

生まれた時から京都に住み始めた
過去のある時点までを線で繋ぎ、
その間の経験を表しています。


(3)「私が彼の家に着いた時、ケンは京都に行って来たところでした。」
  (過去完了形の完了)

彼が帰ってきた時と
私が到着した時が「線」で繋がっており、
その間彼は家にいたことを表しています。

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