時・条件の副詞節と名詞節の違い

「時・条件の副詞節の中で
未来のことは現在形で表す」という
定義と名詞節との見分け方について、
whenとifの例文を用いて解説します。

目次

この定義の解説に入る前に、
時の副詞節について解説します。

時の副詞節とは?

まず、節という言葉が出てきますが、
節とは「主語と動詞からなる1つの文」
のことを示します。

例えば、以下の例文では、
I will start「私は始めるつもりです」
の部分が主語(I)と動詞(will start)
からなる文(節)になっています。

I will start the work when my boss comes.
「上司が来たら(来た時)、私はその仕事を始めるつもりです。」

この文にはもう1つ、
my boss comes「私の上司が来る」という
主語(my boss)と動詞(comes)
からなる節があります。

2つの節を繋ぐために
接続詞が用いられますが、
and「そして」、but「しかし」、
when「~時」がよく使われます。

そして、上の例文の
when my boss comesという
節について考えてみます。

この部分は節ですが、
接続詞when「~時」によって
もう1つの節(I will start ~)に
くっついています。

when「~する時」は
“時”に関連した接続詞なので、
when my boss comesの部分は
“時の節”になります。

次に、副詞節について解説します。

ここで、文中での副詞の役割を確認します。

例えば、以下の文の
fast「速く」は副詞ですが、
runs「走る」の程度(速いのか遅いのか)を
説明しており、動詞を修飾しています。

He runs fast.「彼は、速く走る。」

以下の文のyesterday「昨日」も副詞ですが、
yesterdayはいつ→買ったのかを表しており
動詞のbought「買った」を修飾しています。

I bought a pen yesterday.
「私は、昨日ペンを買いました。」

このように、副詞は文中で
動詞を修飾する働きをします。

時の副詞節の例文

最初の例文をもう1度見てみます。

I will start the work when my boss comes.
「私の上司が来た時、私はその仕事を始めるつもりです。」

この文のwhen my boss comesは、
「上司が来たら」→「始めるつもり」と
動詞(will start)を修飾しています。

この節は副詞の役割をしている副詞節で、
時の節でもあるので“時の副詞節”です。

よって、「時の副詞節の中で
未来のことは現在形で表す」
という定義に当てはまるため、
この節中では未来のことでも
現在形で表します。

主語がmy bossと三人称単数の場合、
comeにsをつけてcomesとなるので
注意しましょう。


whenの作る節が必ず副詞節になる
とは限らないので注意が必要です。

接続詞whenが「~の時」という
意味の時は時の副詞節を作りますが、
whenが「いつ~」という意味の時は
時の名詞節を作ります。

時の名詞節とは?

ここでは、時の名詞節
について解説します。

以下の例文の
when my boss will come
の部分を考えてみます。

I know when my boss will come.
「私は、いつ上司が来るか知っています。」

今度は、whenの後ろに続く節の中で、
comeという現在形ではなく未来形の
will comeが用いられています。

whenは「いつ」という意味なので、
この文でwhen以下の節は時に関連した
“時の節”であることが分かります。

しかし、whenの節は動詞のknow
を修飾している訳ではないので、
この節は副詞の役割はしておらず
副詞節ではないのです。

このwhenの節は、
know「知っている」に対し「何を」
を表すの目的語になっています。

目的語は文中で動詞の後ろに置き、
何をするのかと動詞の目的を表し、
目的語になるのは名詞だけです。

例えば、以下の文のhim「彼」は
誰(何)を知っているのかと、
know「知っている」の目的を表し、
knowの目的語になっています。

I know him.
「私は、彼を知っています。」

また、以下の文のtennisは
何をするのかというように、
play「する」の目的を表しており、
playの目的語になっています。

She plays tennis.
「彼女は、テニスをします。」

そして、目的語になれる品詞は
himやtennisなどの名詞だけです。

ここで、先ほどの文をもう1度みてみます。

I know when my boss will come.
「私は、いつ上司が来るか知っています。」

この文のwhenの節もknowの目的語で
名詞と同じ役割をしているため、
この節は時の副詞節ではなく
“時の名詞節”です。

よって、「時の副詞節の中で
未来のことは現在形」という
定義にあてはまらないので、
未来のことは未来形で表します。

whenが作る節が時の副詞節
の場合は未来のことは現在形で、
時の名詞節の場合は未来のことは
未来形(will)で表します。

時の副詞節と名詞節の見分け方

whenを用いた節の中で現在形と
未来形のどちらを用いるのかは、
whenの訳し方で分かります。

whenを「~時」と訳したら
副詞節なるので、以下のように
未来のことは現在形で表します。

I will start the work when my boss comes.
「上司が来た時、私はその仕事を始めるつもりです。」

また、whenを「いつ」と訳したら
名詞節になるので、以下のように
未来のことは未来形で表します。

I know when my boss will come.
「私は、いつ上司が来るか知っています。」

ただ、いつも日本語に
訳せるとは限らないので、
副詞節と名詞節という考え方も
理解しておきましょう。


ここからは、条件の副詞節の中で
未来のことは現在形で表すという定義
について例文を用いて解説します。

条件の副詞節の例文

まず、以下の文をみてみましょう。

I won't go out if it rains tomorrow.
「もし明日雨が降ったら、私は外出しないでしょう。」

この例文では、
明日という未来のことなのに
if節の中で未来形のwill rainではなく
rainsと現在形が用いられています。

理由は、以下の通りです。

まず、if it rains tomorrowという節は
外出しない条件を表している条件の節です。

また、このif節は
「明日雨が降ったら」→「外出しない」と、
動詞(won't go out)を修飾しているので
副詞の役割をしています。

よって、この節は“条件の副詞節”となり、

「条件の副詞節の中で未来のことは現在形」

という定義に当てはまるので
未来のことでも現在形を用います。


whenを用いた節の時と同様に、
if節も名詞節になる場合があります。

以下の文をみてみましょう。

I don't know if it will rain tomorrow.
「私は、明日雨が降るかどうか知りません。」

この文では、
明日という未来のことを表すのに
will rainと未来形を用いています。

この文のif節は
knowの目的語になっており、
目的語は名詞だけなので
このif節は名詞節です。

また、ifは「~かどうか」という
意味で条件を表していません。

よって、

「条件の副詞節の中で未来のことは現在形」

という定義に当てはまらないので
未来のことは未来形で表します。

if節が「条件の副詞節」なら
未来のことは現在形で表し、
「条件の名詞節」なら未来のことは
未来形(will)で表します。

if節で必ず現在形を用いる訳ではありません。

if節の中で現在形と未来形の
どちらを用いるのかを判断する時に、
ifの訳し方で決めることができます。

ifを「もし~ならば」と訳したら、
副詞節になるので、以下のように、
未来のことは現在形で表します。

I won't go out if it rains tomorrow.
「もし明日雨が降ったら、私は外出しないでしょう。」

ifを「~かどうか」と訳したら、
名詞節になるので、以下のように
未来のことは未来形で表します。

I don't know if it will rain tomorrow.
「私は、明日雨が降るかどうか知りません。」

ただ、いつも日本語に
訳せるとは限らないので、
副詞節と名詞節という考え方も
理解しておきましょう。

時・条件の副詞節の問題

問題.以下の文の()内の語を
   適切な形に書き換えなさい。
   2語以上になる場合もあります。

(1)I know when he (come) back to Japan.

(2)We will hold a party when he (come) back to Japan.

(3)I don't know if Ken (go) shopping tomorrow.

(4)Ken won't go out if it (snow) tomorrow.
  ※snow「雪が降る」

答えはこのページの下にあります。

時制のまとめ無料レポート

英語の時制の解説を2ページ
にまとめた無料レポートです。

時制のまとめ無料レポート

他にも、無料レポートには主要
英文法の解説を各単元2~3ページ、
合計27ページにまとめてあるので
英文法の学習に役立てて下さい。

誰でもできる!毎日5分英文法
無料レポートの申請はこちら

練習問題の解答

(1)I know when he will come back to Japan.
 「私は、いつ彼が日本に戻ってくるか知っています。」

※whenの節は名詞節なので、
 未来のことには未来形を用います。

(2)We will hold a party when he comes back to Japan.
 「彼が日本へ戻ってきた時、私達はパーティーを開くつもりです。」

※whenの節は副詞節なので、
 未来のことには現在形を用います。

(3)I don't know if Ken will go shopping tomorrow.
 「私は、明日ケンが買い物に行くつもりかどうか知りません。」

※ifの節は名詞節なので、
 未来のことには未来形を用います。

(4)Ken won't go out if it snows tomorrow.
 「もし明日雪が降ったら、ケンは外出しないでしょう。」

※ifの節は副詞節なので、
 未来のことでも現在形を用います。

時制の解説メニューへ戻る

sponsored link

このページの先頭へ