助動詞can[能力・可能]
canの「~できる」という
能力と可能の意味について
例文を用いて解説します。
canの能力の意味
canは助動詞と呼ばれ、
文中で動詞の前に置いて、
動詞に意味を加えます。
☆動詞を助けると書く!
まず、以下の文をみてみましょう。
He plays tennis.
「彼は、テニスをします。」
この文は通常の現在形を用いた文で、
「彼がテニスをする」という現在の
事実を表しているだけです。
それでは、上の例文を元に
「彼は、テニスをすることができる」
という文を作ってみます。
そして、play「~する」に
「~できる」という意味を加えるために
助動詞のcanを用います。
助動詞のcanは動詞の前に置き、
英文は以下のようになります。
He can play tennis.
「彼は、テニスをすることができる。」
ここで、助動詞の後ろで
必ず動詞は原形になるので、
主語が三人称単数でも動詞の
最後にsは付けません。
この文では、playsがplayと
原形になっています。
そして、playにcanを付けることで
テニスをする能力があることを表します。
canの可能の意味
以下の文は、可能の意味になります。
You can use the room.
「あなたは、その部屋を使うことができる。」
この「できる」は能力ではなく、
その部屋を使うことが可能である
ことを表します。
can[能力]の否定文
否定文はcanの後ろにnotを付け、
意味は「~することができない」となり、
能力がないことを表します。
先ほどの肯定文を否定文に書き変えると、
以下のようになります。
He can not play tennis.
「彼は、テニスをすることができません。」
can notの省略形can'tを用いて、
以下のように書くこともできます。
He can't play tennis.
can[能力]の疑問文
疑問文はcanを主語の前に出し、
文末にクエッションマーク?を付け、
意味は「~することができますか」
となります。
よって、先ほどの肯定文を疑問文に
書き変えると、以下のようになります。
Can he play tennis?
「彼は、テニスをすることができますか。」
答え方はYesまたはNoとcanを用い、
以下のようになります。
Yes, he can.「はい、できます。」
No, he can't.「いいえ、できません。」
canの過去形could
canの過去形はcouldで、
「~することができた」
という意味になります。
以下は、例文になります。
・能力
He could play tennis.
「彼は、テニスをすることができた。」
※テニスをする能力を持っていた
という意味です。
・可能
We could see the full moon.
「私達は、満月を見ることができた。」
※満月を見ることが可能だった
という意味です。
ここでは助動詞canの能力と可能
の意味について解説しましたが、
be able toにも能力の意味があります。
以下でbe able toの意味と使い方と
canとの違いについて解説しています。
can[能力・可能]の問題
問題.以下の問題に答えなさい。
(1)Ken swims fast.をcanを用いて
「~することができる」という意味
の文に書き換えなさい。
(2)(1)で作った文を否定文にしなさい。
(3)(1)で作った文を疑問文にしなさい。
答えはこの下にあります。
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練習問題の解答
(1)Ken can swim fast.
「ケンは、速く泳ぐことができます。」
※この英文は、速く泳ぐことができる
というケンの能力を表しています。
(2)Ken can't swim fast.
「ケンは、速く泳ぐことができません。」
(3)Can Ken swim fast?
「ケンは、速く泳ぐことができますか。」
※Kenは人の名前なので、文の途中でも
最初の文字は大文字にします。
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