助動詞can[許可]

canの許可「~してもよい」
の意味、mayとの違いについて
例文を用いて解説します。

目次

実際に、許可のcanを用いた
以下の文をみてみましょう。

You can go home.
「あなたは、家に帰ってもよい。」


助動詞canは動詞の前に置き、
動詞を原形にします。

そして、この文はあなたが
家に帰ることを“許可する”
ということを表しています。


否定文はcanの後ろにnotを付け、
意味は「~してはいけない」となります。


よって、以下の肯定文を
否定文に書き換えると、

You can go home.
「あなたは、家に帰ってもよい。」


以下のようになります。

You can not go home.
「あなたは、家に帰ってはいけない。」

この否定文は、家に帰ることを
許可しないということを表します。


can notの省略形can'tを用い、
以下のように書くこともできます。

You can't go home.


ただ、許可の否定は通常、
以下のようにmustの否定must notか
省略形のmustn'tを用います。

You mustn't(must not) go home.
「あなたは、家に帰ってはいけない。」


疑問文は、canを主語の前に出し、
文末にクエッションマーク?を付けます。

そして、疑問文の意味は
「~してもいいですか」となります。


よって、以下の肯定文を
疑問文に書き換えると、

You can go home.
「あなたは、家に帰ってもよい。」


以下のようになります。

Can I go home?
「(私は、)家に帰ってもいいですか。」


この場合、主語がyouのままだと

「あなたは、家に帰ってもいいですか。」

とおかしな意味になるので、
主語をI「私」に変えます。


答え方はYesまたはNoとcanを用い、
以下のようになります。

Yes, you can.「はい、いいです。」

No, you mustn't.「いいえ、いけません。」


許可をとる時は普通「(私が)
~してもいいですか」と尋ねるので、

許可のcanを疑問文で用いる時は
Can I ~ ?という形で用いられます。


Can I ~ ?という表現は会話でも
よく使うので覚えておきましょう。


肯定文でcanとmayに
「~してもよい」という
許可の意味がありますが、

canは友達など対等の立場
の人に許可を与える場合に、

mayは上司が部下になど、
上の立場の人が下の立場の人に
許可を与える場合に用いられます。


以下のようにcanを用いると、

You can go home.
「あなたは、家に帰ってもよい。」

対等の立場の人に許可を与えている
感じになります。


以下のようにmayを用いると、

You may go home.
「あなたは、家に帰ってもよい。」

上の立場の人が下の立場の人に
許可を与えている感じになります。


疑問文も、Can I ~ ?と同じで
May I ~ ?も「~してもいいですか」
と許可をとる時に用いられます。


しかし、全く同じ意味ではなく、
Can I ~ ?は対等の立場で聞く時、
May I ~ ?は聞き手が上の立場の
人から許可をとる時に用います。


実際に、例文をみながら
違いを解説していいきます。


例えば、以下の英文は、

Can I smoke?
「たばこを吸ってもいいですか。」

友達と食事をしている時などに
対等の立場である友達に聞く場合に
用いられます。


これに対し、以下の英文は、

May I help you?
「あなたを手伝ってもいいですか。」
=「いらっしゃいませ。」

お店のスタッフが上の立場にある
お客さんに言うセリフになります。


このように、許可をとる相手が
対等な立場ならCan I ~ ?を、

許可をとる相手が上の立場なら
May I ~ ?を用います。


許可のmayの肯定文や否定文については、
以下で例文を用いて解説しています。

許可のmay「~してもよい」へ

can[許可]の問題

問題.以下の問題に答えなさい。

(1)You use this pen.を
  can「~してもよい」を用いた
  文に書き換えなさい。

(2)(1)で作った文を否定文にしなさい。

(3)(1)で作った文を疑問文にしなさい。


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)You can use this pen.
 「あなたは、このペンを使ってもよい。」

(2)You can't use this pen.
 「あなたは、このペンを使ってはいけない。」

※You mustn't use this pen.と通常、
 許可の否定はmust notを用います。

(3)Can I use this pen?
 「このペンを使ってもいいですか。」

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