助動詞had better[忠告]
had betterの忠告の意味と使い方、
否定文と疑問文の作り方と答え方
について例文を用いて解説します。
had betterの意味と使い方
had betterの意味は
「~したほうがよい」で、
canなどと同じ助動詞なので
動詞の前に置いて動詞に意味
を加えます。
実際に、had betterを用いた
以下の文をみてみましょう。
You had better go there.
「あなたは、そこに行ったほうがよい。」
助動詞had betterの後ろには、
動詞の原形が置かれます。
そして、この文は相手に
忠告する意味になります。
shouldとhad betterの違いと使い方
had betterは日本語で
「~したほうがよい」ですが、
「~すべきだ」という意味の
以下の助動詞shouldより強い忠告
を表します。
You should go there.
「あなたは、そこに行くべきだ。」
日本語だとshould「すべきだ」は、
had better「~したようがよい」より
強い忠告のように聞こえます。
しかし、英語ではshouldより
had betterのほうが強い忠告を表すので
使う時には注意しましょう。
had betterの否定形はhad better not
had betterの否定形は、
had betterの後ろにnotを
付けたhad better notで、
「~しないほうがよい」
という意味になります。
よって、以下のhad betterの
肯定文を否定文に書き換えると、
You had better go there.
「あなたは、そこに行ったほうがよい。」
以下のようになります。
You had better not go there.
「あなたは、そこに行かないほうがよい。」
過去完了形had+過去分詞の
否定文had not+過去分詞と混乱し、
had not betterと間違えやすいので
注意しましょう。
had betterの疑問文の作り方と答え方
had betterの疑問文は
hadを主語の前に出し、
文末にクエッションマーク?を付けて
意味は「~したほうがよいですか」
となります。
よって、以下のhad betterの
肯定文を疑問文に書き換えると、
You had better go there.
「あなたは、そこに行ったほうがよい。」
以下のようになります。
Had I better go there?
「私は、そこに行ったほうがよいですか。」
しかし、had betterの疑問文は
ほとんど見かけることはありません。
had betterと近い意味を持つ
should「~すべきだ」の疑問文を用い、
以下のようになります。
Should I go there?
「私は、そこに行くべきですか。」
答え方は、Yes・Noとshould
を用いて以下のようになります。
Yes, you should.
「はい、行くべきです。」
No, you shouldn't.
「いいえ、行くべきではありません。」
義務の意味を持つshouldについては、
以下で例文を用いて解説しています。
had better[忠告]の問題
問題.以下の問題に答えなさい。
(1)You do the work.を
had better「~したほうがよい」
を用いた文に書き換えなさい。
(2)(1)で作った文を否定文にしなさい。
(3)(1)で作った文の主語をIに変え、
疑問文に書き換えなさい。
答えはこの下にあります。
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練習問題の解答
(1)You had better do the work.
「あなたは、その仕事をしたほうがよい。」
(2)You had better not do the work.
「あなたは、その仕事をしないほうがよい。」
※否定形はhad not betterではなく、
had better notとなります。
(3)Had I better do the work?
「私は、その仕事をしたほうがよいですか。」
※ただし、疑問文は以下のように
shouldを用いるのが一般的です。
Should I do the work?
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