助動詞may[推量]
mayの「~かもしれない」という
推量の意味とmightとの確率の違い
について例文を用いて解説します。
mayの推量の意味と例文
mayには「~かもしれない」
という推量の意味がありますが、
canと同じ助動詞なので動詞の
前に置いて動詞に意味を加えます。
実際に、推量のmayを用いた
以下の文をみてみましょう。
He may come to the party.
「彼は、パーティーに来るかもしれない。」
この文は、話し手が、
彼がパーティーに来ることを
推量(推測)している
ということを表しています。
助動詞の後ろは動詞の原形なので、
主語が三人称単数でも動詞にsを付けて
comesとならないので注意しましょう。
mayとmightの確率の違い
mightはmayの過去形ですが、
過去の意味で用いることはなく、
「ひょっとしたら~かもしれない」と
mayより可能性が低い推量を表します。
よって、以下の2つの文を比べると、
He might come to the party.
「ひょっとしたら、彼はパーティーに来るかもしれない。」
He may come to the party.
「彼は、パーティーに来るかもしれない。」
mightを用いるとmayを用いるより
彼がパーティーに来る“可能性が低い”
ということを表します。
数値で表すとmightが20~30%で、
mayが30~50%という感じですが、
個人差があるのでmightはmayより
可能性が低いと考えれば大丈夫です。
そして、「~かもしれない」と言う時、
ネイティブはmightをよく用います。
mayの推量の否定文はmight not
mayやmightの後ろにnotを付け、
否定文は以下のようになります。
He may not come to the party.
「彼は、パーティーに来ないかもしれない。」
He might not come to the party.
「ひょっとしたら、彼はパーティーに来ないかもしれない。」
ただし許可のmayと区別するため、
推量の否定文ではmayよりmightが
用いられる傾向があるようです。
mayの推量の疑問文はMight ~ ?
疑問文は、mightを用いて
以下のようになります。
Might he come to the party?
「(ひょっとしたら、)彼はパーティーに来るかもしれませんか。」
推量の疑問文にmayを用いることは
できないので注意しましょう。
そして、状況によっては、
以下のようにDo you think ~ ?
という形を用いることもあります。
Do you think he will come to the party?
「(あなたは、)彼がパーティーに来ると思いますか。」
許可の疑問文、May I ~ ?と
Might I ~ ?の違いについては、
以下で解説しています。
may[推量]の問題
問題.以下の問題に答えなさい。
(1)It rains.の文末にtomorrowを付け、
may「~かもしれない」という推量の
意味を持つ文に書き換えなさい。
(2)(1)で作った文を否定文にしなさい。
(3)(1)で作った文をmightを用いて
疑問文に書き換えなさい。
答えはこの下にあります。
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練習問題の解答
(1)It may rain tomorrow.
「明日雨が降るかもしれない。」
(2)It may not rain tomorrow.
「明日雨が降らないかもしれない。」
(3)Might it rain tomorrow?
「明日雨が降るかもしれませんか。」
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