as many books asの意味
同格で何と何を比べているのか?、
なぜas many 名詞 asになるのか?
について例文を用いて解説します。
as many books asの意味と使い方
についても解説します。
同格で何と何を比べているのか?
これは、同格や比較の文を作る時に
私達日本人が混乱しやすい部分です。
それは、同格は形容詞や副詞の
原級をas asではさむと覚えており、
何と何を比較しているのかを考える
習慣が身についていないからです。
しかし、同格や比較の文を作る時には、
何と何を比べているかをよく考えないと
正しい英文を作れないことがあります。
例えば、「彼は、私と同じ年だ。」
という同格を表す英文を作る時に、
以下の2つの文で迷ってしまいます。
He is as old as I.
He is as old as me.
まず、この例文を用いて解説します。
上の文は、以下の2つの文を比べています。
He is old.「彼は、年をとっている。」
I am old.「私は、年をとっている。」
そして、1つの文中で比べるために
この2つの文を繋ぐ必要があります。
その時に同格で繋ぐ場合asを用いて
以下のようになります。
He is old as I am old.
同格のas asの後ろのasは、
2つの文を繋ぐ接続詞のような
働きをしています。
そして、この場合「年」を比べて
「同じくらい」ということを表したいので、
同格を表すasをoldの前に置いて
上の例文は以下のようになります。
He is as old as I am old.
「彼は、私が年をとっているのと同じ位年をとっている。」
ここで、日本語でも英語でも
同じ言葉の繰り返しは避けるので、
最後のoldは消して以下のようにします。
He is as old as I am.
また、amもhe isの部分から
be動詞だと容易に推測できるので省略し、
完成した文は以下のようなになります。
He is as old as I.「彼は、私と同じ年だ。」
最後のamを消す理由としては、
彼と私という比較対照が分かればいいので
amは必要ないとも考えらえます。
ただ、この文では以下のように目的格の
meを用いることもあるようです。
He is as old as me.
as many books asのなぜ?と意味
次に、「彼は、私と同じ位多くの本を
持っています。」という例文を用いて、
なぜas many books asという形になる
のか?について解説します。
この場合、同格はas asで挟むと覚えていると
He has books as many as I haveという文を
作ってしまうことがありますが間違いです。
これは、以下の2つの事柄を比べています。
He has many books.
「彼は、多くの本を持っています。」
I have many books.
「私は、多くの本を持っています。」
そして、この2つを比べた文を作るため、
同格で繋ぐ場合に接続詞の役割を果たす
asを用いて以下のようになります。
He has many books as I have many books.
この後がポイントです。
「本の多さ」を比べて同じ位と言いたいので、
以下のようにmanyの前に同格の意味を表す
asを置きます。
He has as many books as I have many books.
「彼は、私が多くの本を持っているのと同じ位多くの本を持っています。」
そして、I haveの後ろのmany books
の部分は同じ語の繰り返しとなるので、
省略されて以下のようになります。
He has as many books as I have.
「彼は、私同じ位多くの本を持っています。」
この場合、haveはhasの変形なので同じと
考えて以下のように書くこともあります。
He has as many books as I.
ただ、「彼が持っている(He has)」と
「私(I)」を比べている感じになるので
haveは残したほうが分かりやすいです。
as beautiful a woman asの使い方
もう1つ、「彼女は、彼女の母親
と同じくらい美しい女性でした。」
という文を考えてみます。
これは、以下の2つの事柄を比べています。
She was a beautiful woman.
「彼女は、美しい女性でした。」
Her mother was a beautiful woman.
「彼女の母親は、美しい女性でした。」
そして、この2つの事柄を比べるため、
asを用いて以下のように繋ぎます。
She was a beautiful woman as her mother was a beautiful woman.
この場合、「美しさ」を比べて
同じということを表しているので、
同格を表すasをbeautifulの前に置いて
以下のようになります。
She was a as beautiful woman as her mother was a beautiful woman.
この時、同格を表すasを置く
位置に気をつけましょう。
ここで、a(1人の)は
womanに付いているので、
aをwomanの前に移動して
英文は以下のようになります。
She was as beautiful a woman as her mother was a beautiful woman.
「彼女は、彼女の母親が美しい女性であるのと同じくらい美しい女性でした。」
最後に同じ言葉の繰り返しは避けるため、
was a beautiful womanの部分を消して
完成した文は以下のようになります。
She was as beautiful a woman as her mother.
「彼女は、彼女の母親と同じ位美しい女性でした。」
しかし、これは文法的には正しいのですが
通常は以下の英文が用いられます。
She was as beautiful as her mother.
「彼女は、彼女の母親と同じくらい美しかった。」
以下では、比較級を用いた文で
何と何を比べているか?について
例文を用いて解説しています。
同格で何と何を比較している?の問題
問題.以下の日本語の意味になるように
英文を作りなさい。
(1)「彼は、彼の父親と同じ位たくさんのお金を持っています。」
(2)「彼女は、私の妹と同じくらいかわいい猫を飼っています。」
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(1)He has as much money as his father has.
※moneyは数えられない名詞なので、
as many 名詞 asではなくmuchを用いた
as much 名詞 asという形になります。
(2)She has as pretty a cat as my sister has.
※a as pretty cat asという形のaをcat
の前に移動して、as pretty a cat as
という形になります。
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