be動詞+to不定詞の意味と使い方

be動詞+to不定詞の意味と見分け方、
使い方について例文を用いて解説します。

目次

be動詞+to不定詞(be to do)とは、
is to goなどのようにbe動詞の後ろに
to+動詞の原形が置かれている形です。


そして、be動詞+to不定詞には、
以下の5つの意味があります。

1.可能「~できる」

2.義務「~すべきだ」

3.予定「~する予定です」

4.意図「~するつもり」

5.運命「~する運命である」


以下では、be動詞+to不定詞が持つ
5つの意味と使い方や見分け方について、
例文を用いて解説していきます。


ここでは、be動詞+to不定詞の
可能の意味「~できる」の使い方と
見分け方について解説します。


以下の例文では、

He is to speak English well.
「彼は、上手に英語を話すことができる。」


is to speakの部分が
be動詞+to不定詞の形になっており、

この場合は「~できる」という
可能の意味になります。


この文は、「~できる」という
可能の意味を持つ助動詞canを用いた
以下の文と同じ意味になります。

He can speak English well.


be動詞の過去形を用いて、
以下のように過去のことを表す
こともできます。

They were to pass the exam.
「彼らは、その試験に合格することができた。」


この文は、以下のようにcanの過去形
couldを用いた文と同じ意味になります。

They could pass the exam.


そして、可能の意味の見分け方ですが、

be動詞+to不定詞の部分をcanやcould
に置き換えることができれば可能の意味
と判断することができます。


ここでは、be動詞+to不定詞の
義務の意味「~すべきだ」の使い方と
見分け方について解説します。


以下の例文では、

You are to work hard.
「あなたは、一生懸命働くべきだ。」


are to workの部分が
be動詞+to不定詞の形になっており、

この場合は「~すべきだ」という
義務の意味になります。


この文は、「~すべきだ」という
義務の意味を持つ助動詞shouldを用いた
以下の文と同じ意味になります。

You should work hard.


そして、義務の意味の見分け方ですが、

be動詞+to不定詞の部分をshould
に置き換えることができれば義務の意味
と判断することができます。


ここでは、be動詞+to不定詞の予定
の意味「~する予定です」の使い方と
見分け方について解説します。


以下の例文では、

She is to arrive at Tokyo today.
「彼女は、今日東京に到着する予定です。」


is to arriveの部分が
be動詞+to不定詞の形になっており、

この場合は「~する予定です」という
予定の意味になります。


そして、これは未来の予定なので、
未来の予定を表すbe going toを用いた
以下の文と同じ意味になります。

She is going to arrive at Tokyo today.


また、以下のように
be動詞の過去形を用いると、

The train was to leave last night.
「その列車は、昨夜出発する予定でした。」

過去のある時点からみた未来の予定
を表すことができます。


この文は、be going toを用いた文と
同じ意味になります。

The train was going to leave last night.


そして、予定の意味の見分け方ですが、

be動詞+to不定詞の部分をbe going to
に置き換えることができれば予定の意味
と判断することができます。


ここでは、be動詞+to不定詞の
意図の意味「~するつもり」の使い方と
見分け方について解説します。


以下の例文では、

If you are to succeed, work hard.
「もし成功するつもりならば、一生懸命働きなさい。」


are to succeedの部分が
be動詞+to不定詞の形になっており、

この場合は「~するつもり」という
意図を表す意味になります。


if+主語+be動詞+to不定詞という形で、
「もし~するつもりなら」となります。


そして、意図の意味の見分け方ですが、

「もし~ならば」という意味の接続詞
ifの後にくる文中でbe動詞+to不定詞は
意図の意味になります。


ここでは、be動詞+to不定詞の運命
の意味「~する運命である」の使い方と
見分け方について解説します。


以下の例文では、

He is never to see her again.
「彼は、もう1度彼女に会えない運命である。」


is to seeの部分が
be動詞+to不定詞の形になっており、

この場合は「~する運命である」という
運命を表す意味になります。


そして、運命の意味の見分け方ですが、

be動詞の後ろにnever「決して~ない」
を伴うと運命の意味になることが多く、
意味は「~しない運命である」となります。


be動詞+to不定詞の形は、
これら5つの意味以外にbe動詞の後ろに
to不定詞の名詞的用法がくる場合があり、

to不定詞の名詞的用法については
以下で詳しく解説しています。

to不定詞の名詞的用法

be動詞+to不定詞の問題

問題.以下の文を日本語に訳しなさい。

(1)I am to come here tomorrow.

(2)We are to go there soon.

(3)He was to run very fast.

(4)She is never to meet her mother again.

(5)If you are to go abroad, you need a passport.

  ※go abroad「外国に行く」


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)「私は、明日ここへ来る予定です。」

(2)「私達は、すぐにそこへ行くべきだ。」

(3)「彼は、とても早く走ることができた。」

(4)「彼女は、2度と(もう1度)母親と会えない運命である。」

(5)「もしあなたは外国に行くつもりなら、パスポートが必要です。」

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