help 原形不定詞・get to不定詞
使役動詞get+to不定詞と、
help+原形不定詞について
例文を用いて解説します。
使役動詞+原形不定詞の復習
使役動詞make、have、letの
後ろでは原形不定詞を用いて、
使役動詞+O+原形不定詞という
文の形を作ります。
以下の使役動詞を用いた
例文をみてみましょう。
I had him do the work.
「私は、彼にその仕事をしてもらった。」
この文のdoの部分は本来、
to do「~すること」というように
to不定詞の名詞的用法の意味ですが、
使役動詞have「~してもらう」の後ろでは
原形不定詞になるのでto doではなく原形の
doを用います。
英文の意味は以下では不自然なので、
「私は、彼にその仕事をする
ことをしてもらった。」
以下のように変えます。
「私は、彼にその仕事をしてもらった。」
使役動詞makeとletも同様に、
原形不定詞を後ろに置きますが、
to不定詞を後ろに置く使役動詞getと
使役動詞でなくても原形不定詞を置く
helpについて以下に解説します。
使役動詞get+O+to不定詞
使役動詞のgetは「~してもらう」
「(非強制的)~させる」というように、
haveと同じ意味を持ちます。
そして、使役動詞のgetを用いて、
「Oに~してもらう」「Oに~させる」
という意味を表す時は原形不定詞ではなく
get+O+to不定詞という形になります。
よって、haveを用いた文をgetを用いた
文に書き換えると以下のようになります。
I had him do the work.
「私は、彼にその仕事をしてもらった。」
→ I got him to do the work.
「私は、彼にその仕事をしてもらった。」
getは使役動詞ですが、
to不定詞(この場合to do)
になるので注意しましょう。
help+原形不定詞・to不定詞
次に、help+原形不定詞または
to不定詞について解説します。
helpも使役動詞の仲間ですが、
後ろにto不定詞と原形不定詞の
両方を置くことができます。
それでは、以下に例文を用いて
help+原形不定詞・to不定詞の違いと
使い方についてみていきます。
help+to不定詞は過程重視
まず、以下の例文をみてみます。
I helped him to do the work.
「私は、彼がその仕事をするのを手伝った。」
この例文のようにhelpは
後ろにto+動詞の原形を置き、
help+O+to不定詞 という形で
「Oが~するを手伝う」という
意味になります。
そして、toは未来に向かう
というニュアンスになるので、
helpの後ろがto不定詞だと
その仕事をするのを手伝うという
過程が重要視された表現です。
help+原形不定詞は結果重視
また、以下の文のように
help O 原形不定詞と後ろに
原形不定詞を置くこともできます。
I helped him do the work.
「私は、彼がその仕事をするのを手伝った。」
このように、helpは後ろに
to不定詞と原形不定詞の両方を
置くことができる動詞です。
ただ、helpの後ろが原形定詞だと、
過程ではなく仕事をするのを手伝う
という結果が重要視されます。
以下では、知覚動詞の後ろに
原形不定詞を置く場合について
解説しています。
help・get+to不定詞の問題
問題.以下の文で()内から
適する語を選びなさい。
(1)I had him (to help, help) my homework.
(2)I got him (to help, help) my homework.
(3)He helped me (clean, to clean) my room.
答えはこの下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(1)I had him help my homework.
「私は、彼に私の宿題を手伝ってもらった。」
(2)I got him to help my homework.
「私は、彼に私の宿題を手伝ってもらった。」
(3)I helped him clean my room.
I helped him to clean my room.
「私は、彼が部屋を掃除するのを手伝った。」
※helpの後ろには、原形不定詞とto不定詞
どちらも置くことができます。
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