too to構文の使い方と訳し方

to不定詞を用いた表現の一つ、
too to構文の肯定文と否定文の作り方
と訳し方、意味上の主語の使い方など
について例文を用いて解説します。

目次

too ~ to … 構文の意味は、
「あまりに(大変)~なので
…できない」です。


too ~ to … 構文の使い方は、
tooの後ろには形容詞や副詞を置き、
toの後ろには動詞の原形を置きます。


実際に、too ~ to … 構文を用いた
以下の例文をみてみましょう。


too+形容詞+to不定詞の例文

I am too tired to walk.
「私は、大変疲れているので歩けません。」


この文は、tooの後ろにtired
「疲れている」という形容詞を置き、

too tiredで「大変疲れているので」
という意味になります。


そして、toの後ろに動詞の原形
walkを置いて、to不定詞のto walkは
「歩けません」という意味になります。


もう一つ、以下の例文をみてみましょう。

The box was too heavy to carry.
「その箱は、あまりに重くて運べなかった。」


この文はtooの後ろにheavy「重い」
という形容詞を置いてtoo heavyで、
「あまりに重くて」という意味にます。

そして、toの後ろに動詞の原形
carryを置いて、to不定詞のto carryは
「運べなかった」という意味にます。


for ~という意味上の主語がない場合、
too to構文で繰り返される語は目的語に
置かないというルールがあります。

よって、以下のように、The boxの
繰り返しになるitをcarryの後ろに置いて
to carry itとしないので注意しましょう。

×The box was too heavy to carry it.


too+副詞+to不定詞の例文

以下は、tooの後ろが副詞の例文です。

He speaks too fast to understand.
「彼は、あまりに速く話すので理解できない。」


この文は、tooの後ろに「速く」
という意味の副詞fastを置いて、

too fastで「あまりに速く話すので」
という意味にます。


副詞は動詞を修飾するので、
例文のfastは「速く」→「話す」と
動詞のspeakを修飾しています。


for ~という意味上の主語がない場合、
too to構文で繰り返される語は目的語に
置かないというルールがあります。

よって、Heの繰り返しになるhimを
understandの後ろに置いて以下のように
to understand himとはしません。

×He speaks too fast to understand him.


too to構文に否定のnotを付けて
not too ~ to … という形にすると、

「…ないほど~ではない」という
意味になります。


以下の例文を否定文にすると、

I am too tired to walk.
「私は、大変疲れているので歩けません。」


以下のような形と意味になります。

I am not too tired to walk.
I'm not too tired to walk.
「私は、歩けないほど疲れていません。」


また、以下の例文を否定文にすると、

He speaks too fast to understand.
「彼は、あまりに速く話すので理解できない。」


以下のような形と意味になります。

He doesn't speak too fast to understand.
「彼は、理解できないほど速く話しません。」


次に、先程の例文に
意味上の主語を付けてみます。


以下のtoo ~ to … 構文では、
その箱を運べないのは誰か分かりません。

The box was too heavy to carry.
「その箱は、あまりに重くて運べなかった。」


誰にとって運べないのかという
to carryの動作主を表したい場合は、
不定詞の意味上の主語を用います。

不定詞の意味上の主語は、
「for+名詞(代名詞は目的格)」を
to不定詞のtoの前に置いて表します。


例えば、「ケンにとって」
重すぎて運べないのであれば、

以下のようにto carry(to不定詞)の
前にfor Ken(for+名詞)を付けます。

The box was too heavy for Ken to carry.
「その箱は、あまりに重くてケンには運べなかった。」


to carryの前にfor Kenを付けることで、
運べないのはケンということを表します。


今度は、以下の例文に「私にとって」
という意味上の主語を付けます。

He speaks too fast to understand.
「彼は、あまりに速く話すので理解できない。」


この場合は、to understandという
to不定詞の前にfor me(for+代名詞)という
意味上の主語を付けて以下のようになります。

He speaks too fast for me to understand.
「彼は、あまりに速く話すので私には理解できない。」


to understandの前にfor meを付けると、
理解できないのは私ということを表します。


以下では、too to構文とso that構文
の書き換えについて解説しています。

so that⇔too to・enough toの書き換え

too to構文の問題

問題1.以下のtoo to構文を
   日本語に訳しなさい。

(1)I was too busy to go with you.

(2)This book is too difficult for him to read.


問題2.以下のtoo to構文を否定文にして
   日本語に訳しなさい。

(3)I was too busy to go with you.

(4)This book is too difficult for him to read.


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)「私は大変忙しかったので、
   あなたと一緒に行けませんでした。」

(2)「この本はあまりに難しくて、
   彼には読むことができません。」

(3)I was not too busy to go with you.
  「私は、あなたと一緒に行けないほど忙しくはなかった。」

(4)This book is not too difficult for him to read.
  「この本は、彼が読めないほど難しくはない。」

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