分詞構文の作り方と見分け方
分詞構文の作り方や見つけ方、
進行形の現在分詞や受動態の
過去分詞との見分け方について
例文を用いて解説します。
分詞構文の作り方
分詞構文の作り方が分かると、
進行形や受動態の分詞との違いや
見分け方が分かるので、まずは
分詞構文の作り方を解説します。
分詞構文とは接続詞を
用いた文の接続詞を消して、
その代わりに分詞（主に現在分詞）
を用いた文です。
例えば、接続詞を用いた文とは
以下のような文です。
As he is sick, he is in bed.
「彼は病気なので、今ベッドにいます。」
この文は、接続詞As「～ので」により
he is sickとhe is in bedという２つの
文が繋げられています。
この文の接続詞Asを消して、
動詞のisを現在分詞のbeingに変えると
以下のような分詞構文になります。
Being sick, he is in bed.
この文で、he is sickのheは
he is in bedの文でも用いられており、
２回繰り返す必要はないので消去します。
意味は接続詞を用いた文と全く同じです。
そして、接続詞を用いた
As he is sick, he is in bed.から、
分詞構文Being sick, he is in bed.
への書き換え手順は以下の通りです。
1．接続詞を消す。
2．主語が同じ場合は消す。
3．動詞を現在分詞（～ing）にする。
２と３は必ず接続詞にくっついている
文に対して行います。
これは、分詞構文の中で一番基本的な形です。
それでは、現在分詞や過去分詞を
用いた分詞構文の見分け方について、
以下に例文を用いて解説します。
分詞構文の見分け方
分詞構文の見分け方が分かるので、
まずは通常の現在分詞と過去分詞の
使い方と見つけ方から解説します。
通常の現在分詞の使い方と見つけ方
現在分詞はbe動詞に付いて
進行形（be＋ing）を作るか、
前後に付いて名詞を修飾します。
○現在進行形の例
He is running.
「彼は、走っている。」
○前に付いて名詞を修飾する例
a running boy「走っている少年」
○後ろに付いて名詞を修飾する例
a boy running in the park
「公園の中を走っている少年」
通常の過去分詞の使い方と見つけ方
過去分詞はbe動詞に付いて
受動態（be＋過去分詞）を作るか、
前後に付いて名詞を修飾します。
○受動態の例
The box was broken.
「その箱は、壊れていた。」
○前に付いて名詞を修飾する例
a broken box「壊れた箱」
○後ろに付いて名詞を修飾する例
a box broken by Ken
「ケンによって壊された箱」
分詞構文の分詞の使い方と見つけ方
これに対して分詞構文の分詞は、
動詞と接続詞の役割をします。
例えば、以下の例文の
Being sickのBeingは、
Being sick, he is in bed.
（病気）「です」という動詞と
「～なので」という接続詞Asの
両方の役割をしています。
よって、進行形や受動態を作るか、
名詞を修飾する形容詞の役割をして
いたら通常の現在分詞か過去分詞、
繋がっている２つの文に接続詞がなく、
片方の文に用いられる分詞が接続詞と
動詞の役割をしていたら分詞構文です。
分詞構文は他に主語が異なる分詞構文、
否定の分詞構文、時制の異なる分詞構文、
受動態の分詞構文などがあります。
そして、主語が異なる分詞構文、
否定の分詞構文、時制の異なる分詞構文、
受動態の分詞構文など全てに応用できる
分詞構文の作り方は以下で解説しています。
分詞構文の作り方の問題
問題．以下の文を分詞構文に
書き換えなさい。
（1）When I visited Ken's house,
I took some fruits.
（2）Though she knew the truth,
she didn't tell it to me.
※though「～だけれども」
答えはこの下にあります。
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練習問題の解答
（1）Visiting Ken's house,
I took some fruits.
「ケンの家を訪れた時、
私は幾つか果物を持って行きました。」
（2）Knowing the truth,
she didn't tell it to me.
「その事実を知っていたけれども、
彼女は私にそれを言わなかった。」
（1）のvisited、（2）のknew（過去形）に
ingを付けれないので、原形のvisit、knowに
ingを付けてvisiting、knowingになります。
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