分詞構文への書き換えと訳し方

接続詞を用いた文から
分詞構文への書き換え(応用)と
訳し方について解説します。

目次


接続詞に付いた文を独立分詞構文、
否定の分詞構文、時制の異なる分詞構文、
受動態の分詞構文に書き換える時に、
全ての形に使える方法があります。

その書き換えの手順は、
以下の通りです。

1.接続詞を消す。

2.主語が異なる場合はそのまま残す。
 主語が同じ場合は消す。

3.否定語not、neverはingの前に残す。
 なければ3は飛ばします。

4.接続詞を用いた文の時制が1つ古い時は
 having+過去分詞の形にする。

※時制が同じ場合は動詞を通常の
 ing形(現在分詞)にする。

5.接続詞を用いた文が受動態の時は、
 (being)+過去分詞の形にする。

※4と5両方に当てはまる時は
 (having been)+過去分詞の形にします。

※受動態が絡んでいる場合(4と5)は、
 beingやhaving beenは省略できます。


上の手順を用いて以下の例文を
分詞構文に書き換えてみましょう。

As the letter wasn't sent to her,
she doesn't know the fact.
「その手紙が彼女に送られてこなかったので、
彼女はその事実を知りません。」

1.接続詞Asを消します。

the letter wasn't sent to her,
she doesn't know the fact.

2.主語が異なるので、
 the letterをそのまま残します。

The letter wasn't sent to her,
she doesn't know the fact.

3.否定語notがあるので、
 そのまま(ingの前に)残します。

The letter not sent to her,
she doesn't know the fact.

4+5.接続詞を用いた文の時制が1つ古く、
受動態になっているのでhaving been+
過去分詞の形を用います。

よって、分詞構文は以下のようになります。

The letter not having been sent to her,
she doesn't know the fact.

接続詞に付いた文のみを書き換えるので、
後ろの文はそのままです。

また、受動態の分詞構文では、
以下のようにhaving been+過去分詞の
having beenは省略できます。

The letter not sent to her,
she doesn't know the fact.

よって、受動態の絡んだ分詞構文の時は、
上の文のように現在分詞でなく過去分詞で
始まることがあります。


分詞構文は接続詞など、
省略されている部分が幾つかあり、
そのままでは日本語に訳しにくいです。

例えば、以下のような
分詞構文があったとします。

Being sick, he is sleeping in bed.
「彼は病気なので、ベットで寝ています。」

右側のhe is sleeping in bedという文は
文全体が書かれていて訳しやすいですが、
左側のBeing sickは省略箇所があるので
意味が分かりにくいと思います。

上の分詞構文の元の文は、
以下になります。

As he is sick, he is sleeping in bed.

この文なら欠けている部分がないので、
日本語に訳しやすいと思います。

よって、分詞構文を日本語に訳すには、
以下の分詞構文への書き換え手順を使って
元の文に戻す必要があります。

1.接続詞を消す。

2.主語が異なる場合はそのまま残す。
 主語が同じ場合は消す。

3.否定語not、neverはingの前に残す。
 なければ3は飛ばします。

4.接続詞を用いた文の時制が1つ古い時は
 having+過去分詞の形にする。

※時制が同じ場合は動詞を通常の
 ing形(現在分詞)にする。

5.接続詞を用いた文が受動態の時は、
 (being)+過去分詞の形にする。

※4と5両方に当てはまる時は
 (having been)+過去分詞の形にする。

また、受動態が絡んでいる場合、
beingやhaving beenは省略できます。

これは通常の文から
分詞構文への書き換えの手順ですが、
分詞構文を訳す時は2から5を
考えてから接続詞を考えます。

以下の文を手順を用いて、
元の文に戻してみましょう。

Being sick, he is sleeping in bed.
「彼は病気なので、ベットで寝ています。」

2.主語が消されているので主語はHe

He being sick

3.否定語はないのでこの手順は無視します。

4.beingとing形を用いているので、
 時制は右の文と同じ。

He is sick

5.受動態(being+過去分詞)ではないので
 この手順は無視します。

1.できあがったHe is sickと
 He is sleeping in bedを繋ぐのに適した
 接続詞はAs(Because)「~なので」。

よって、元の文は以下のようになります。

As he is sick, he is sleeping in bed.

そして、以下の意味になることが分かります。

「彼は病気なので、ベットで寝ています。」

これは一番簡単な分詞構文の訳し方で、
以下で複雑な分詞構文の訳し方も解説します。


・主語が異なる否定の分詞構文の場合

以下の主語が異なる否定の分詞構文を
日本語に訳してみましょう。

He not telling the truth, she was angry.

この文を以下の手順で、
元の文に戻していきます。

2.主語Heがingの前に置かれているので、
 元の文の主語もHe。

He not telling the truth

3.否定語notがingの前に置かれているので、
 元の文は否定文。

He [doesn'tまたはdidn't] tell the truth

4.tellingとing形を用いているので、
 時制は右の文と同じ。

He didn't tell the truth

5.受動態(being+過去分詞)ではないので、
 この手順は無視します。

1.できあがった以下の2つの文を繋ぐのに
 適した接続詞は「~なので」の意味を持つ
 As(またはBecause)になります。

He didn't tell the truth
「彼は本当のことを言わなかった」

She was angry「彼女は怒った」

よって、元の文の形と意味は
以下のようになります。

As he didn't tell the truth,
she was angry.
「彼が本当のことを言わなかったので、
彼女は怒りました。」

・時制が違う受動態の分詞構文の場合

もう1つ、時制が違う受動態の分詞構文を
日本語に訳してみましょう。

Having been told a lie by her,
he is angry now.

この文を以下の手順で、
元の文に戻していきます。

2.ingの前の主語が消されているので、
 右の文の主語と同じ。

He having been told a lie by her

3.否定語は置かれていないので、
 この手順は飛ばします。

4.Having+過去分詞なので、
 時制は右の分より1つ古い過去となります。

5.been p.p.と受動態となっているので、
 元の文は受動態となります。

Having been p.p.という形の場合、
4と5は同時に考えて受動態である
ことが分かります。

He was told a lie by her

1.できあがった以下の2つの文を繋ぐのに
 適した接続詞は、「~なので」の意味を持つ
 As(またはBecause)となります。

He was told a lie by her
「彼は彼女に嘘をつかれた」

he is angry now
「彼は今怒っている」

よって、元の文の形と意味は
以下のようになります。

As he was told a lie by her,
he is angry now.
「彼女に嘘をつかれたので、
彼は今怒っています。」

これを頭の中でできるようになれば、
どんな分詞構文でも訳せるようになります。

分詞構文の訳し方と書き換え問題

問題1.以下の文を分詞構文に書き換えなさい。

(1)If the letter isn't written in English,
  I can read it.

(2)Though he didn't like English ten years ago,
  he likes it now.

問題2.以下の文を元の文に戻し、
   日本語に訳しなさい。

(3)Being kind, he often helps me.

(4)Doing his homework,
  he made many mistakes.

(5)I getting home,
  my mother was cooking dinner.

(6)Not liking animals,
  she didn't go to the zee with her frineds.

(7)Having slept for only two hours yesterday,
  I'm very sleepy now.

(8)Being helped by many people,
  he could do it.

答えはこのページの下にあります。

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練習問題の解答

(1)The letter not being written in English,
  I can read it.
 「もしその手紙が英語で書かれていなければ、
  私は読むことができます。」

The letter not written in English,
I can read it.でも正解です。

(2) Not having liked English ten years ago,
  he likes it now.
 「彼は10年前英語を好きでなかったけれど、
  今英語が好きです。」

(3)As he is kind,
  he often helps me.
  「彼は親切なので、
  よく私を助けてくれます。」

(4)Though he did his homework,
  he made many mistakes.
  「彼は宿題をやったれども、
  たくさんの間違いをした。」

(5)When I got home,
 my mother was cooking dinner.
 「私が家に着いたとき、
 母親は夕食を作っていました。」

※主語が異なる分詞構文なので、
 解説の手順の2のみ考慮します。

(6)As she didn't like animals,
  she didn't go to the zee with her frineds.
 「彼女は動物が好きではなかったので、
  友達と動物園へ行かなかった。」

※否定の分詞構文なので、
 書き換え手順の3のみ考慮します。

(7)As I slept for only two hours yesterday,
  I'm very sleepy now.
 「(私は)昨日2時間しか寝ていないので、
  今とても眠いです。」

※時制の異なる分詞構文なので
 書き換え手順の4のみ考慮します。

(8)As he was helped by many people,
  he could do it.
 「たくさんの人に助けられたので、
  彼はそれをすることができた。」

※受動態の分詞構文なので、
 書き換え手順の5のみ考慮します。

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