否定の分詞構文(not ing)
否定の分詞構文の意味と作り方
(not・neverの位置)について、
例文を用いて解説します。
肯定の分詞構文
分詞構文とは接続詞を
用いた文の接続詞を消して、
その代わりに分詞を用いた文です。
否定の分詞構文と比較するために、
まずは肯定の分詞構文をみてみます。
例えば、接続詞を用いた文とは
以下のような文です。
As he was sick, he was in bed.
「彼は病気だったので、
ベッドで寝ていました。」
この文は、「~ので」という意味の
接続詞Asにより2つの文he was sickと
he was in bedが繋げられています。
この文は、以下の手順で分詞構文
に書き換えることができます。
1.接続詞を消す。
2.主語が同じ場合は消す。
3.動詞を現在分詞(~ing)にする。
この書き換えは、必ず接続詞に
くっついている文に対して行います。
そして、先程の接続詞を用いた文を
この手順で分詞構文に書き換えると
以下のようになります。
Being sick, he was in bed.
意味は上の文と全く同じです。
これは分詞構文の中で一番基本の形で、
以下で否定の分詞構文について解説します。
否定の分詞構文
まず、以下の接続詞を用いた
文をみてみましょう。
As he was not busy,
he went out with his friend.
「彼は忙しくなかったので、
友達と出かけました。」
この文は接続詞Asに付いた文が
was notと否定文になっていますが、
否定の分詞構文に書き換える手順は
以下のようになります。
1.接続詞を消す。
2.主語が同じ場合は消す。
3.否定語notやneverは~ingの前に残す。
4.動詞を現在分詞(~ing)にして、
not ingやnever ingという形にする。
上の例文を分詞構文に書き換えると、
Asとheを消し、wasはbeingとなり
beingの前に否定語notを置くので
以下のような文になります。
Not being busy,
he went out with his friend.
否定語notのみが~ingの前に
置かれることに注意しましょう。
接続詞に付いた文のみ書き換えるので、
後ろの文はそのままです。
not・neverの位置
上の「否定の分詞構文」の解説で
用いた以下の例文をみると分かりますが、
Not being busy,
he went out with his friend.
「忙しくなかったので、
彼は友達と出かけました。」
notやneverといった否定語は分詞
(この場合はbeing)の前に置きます。
以下は、neverを用いた例文です。
Never having been to Okinawa,
I want to go there.
「海外へ行ったことがないので、
私はそこへ行ってみたいです。」
この例文は完了形も関係していて、
完了形の分詞構文については以下で
詳しく解説しています。
否定の分詞構文の問題
問題.以下の文を分詞構文に
書き換えなさい。
(1)Bcause I didn't do the work,
I was scolded by my boss.
※scoldedはscold「叱る」の過去分詞
(2)When he is not busy,
he often goes camping.
答えはこの下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(1)Not doing the work,
I was scolded by my boss.
「その仕事をしなかったので、
私は上司に叱られました。」
(2)Not being busy,
he often goes camping.
「忙しくない時、
彼はよくキャンプに行きます。」
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