受動態の分詞構文(受け身)
受動態の形を作る受け身の
分詞構文「Being+過去分詞」
について解説します。
受動態の分詞構文の作り方
まず、以下の接続詞を用いた
文をみてみましょう。
As I was hit by him,
I was very angry.
「私は彼に殴られたので、
私はとても怒りました。」
この文では接続詞Asに付いた文が、
was hit「殴られた」という受動態の
形になっています。
この場合、分詞構文に書き換える
手順は以下のようになります。
1.接続詞を消す。
2.主語が同じ場合は消す。
3.動詞を(being)+過去分詞の形にする。
受動態の形はbe動詞+過去分詞で
be動詞のing形はbeingなので、
分詞構文の場合being+過去分詞
という形を用います。
よって、上の例文を分詞構文に
書き換えると以下のようになります。
Being hit by him, I was very angry.
接続詞に付いた文のみを書き換えるので、
後ろの文はそのままです。
そして、受動態の分詞構文では
以下のようにbeing+過去分詞の
beingを省略することもできます。
Hit by him, I was very angry.
よって、受動態の分詞構文は
過去分詞で始まることがあります。
完了形+受動態の分詞構文
完了形の分詞構文「Having+過去分詞」に
受動態の形「be動詞+過去分詞」を入れて、
完了形+受動態の分詞構文の形は
「Having+been+過去分詞」になります。
以下は、完了形+受動態の分詞構文の
形を用いた例文です。
Having been cleaned by the students,
the room is clean.
「生徒達によって掃除されたので、
その部屋はキレイです。」
以下では、独立分詞構文、否定、
完了形、受動態の全てに応用できる
分詞構文の作り方について解説します。
受動態の分詞構文の問題
問題.以下の文を分詞構文に
書き換えなさい。
(1)Though Ken was told a lie by her,
Ken believed her.
(2)As he is interested in English,
he likes reading Egnish books.
答えはこの下にあります。
↓
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↓
↓
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練習問題の解答
(1)Being told a lie by her,
Ken believed her.
「彼女に嘘をつかれたけれども、
ケンは彼女を信じました。」
※Told a lie by her, Ken believed her.
と、Beingを省略しても正解です。
(2)Being interested in English,
he likes reading Egnish books.
「彼は英語に興味があるので、
英語の本を読むことが好きです。」
※Interested in English,
he likes reading Egnish books.と、
Beingを省略しても正解です。
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