現在分詞と過去分詞の使い分け

英語の現在分詞と過去分詞
の違いと使い分け方について、
例文を用いて解説します。

目次

まずは、現在分詞から解説します。

現在分詞の形は「動詞のing形」で、
意味は「~している」です。


現在分詞の使い方ですが、
「be動詞+現在分詞(動詞のing形)」
という進行形で用いられます。


以下のような現在進行形の文では、
「~している」という意味になります。

The girl is cooking now.
「その少女は、今
料理をしているところです。」


be動詞のisを過去形のwasに変えると、
「~していた」と過去進行形になります。

The girl was cooking then.
「その少女は、その時
料理をしていました。」


過去分詞の形は規則動詞の場合は
「動詞の原形+ed」、不規則動詞の
場合は「動詞の過去分詞形」です。


不規則動詞の過去分詞は、
動詞の過去分詞形をそれぞれ
覚えておく必要があります。

過去分詞の意味は「~された」で、
受動態「be動詞+過去分詞」で
用いられます。


以下は、受動態の例文です。

The box was made by him.
「その箱は、彼によって作られた。」


過去分詞は「have+過去分詞」の
現在完了形などでも用いられますが、

過去分詞の基本的な意味は受動態の
「~された(る)」です。


The box was made by himという例文
ではThe box=made(箱=作られた)と、

過去分詞のmadeは主語The boxを説明
している補語になっています。


ここまでに解説してきたように、
現在分詞は進行形で、過去分詞は
受動態で用いられます。


以下は現在分詞を用いた
現在進行形の例文ですが、

A boy is running.
「少年が、走っている。」

A boy「少年」とrunning「走っている」
の関係は能動の関係になっています。


これに対し、以下の過去分詞
を用いた受動態の例文になると、

The box was broken.
「その箱は、壊された。」

The box「その箱」とbroken「壊された」
の関係は受け身の関係になっています。


このように、対象となる名詞との
関係が能動の場合は現在分詞を用い、

対象となる名詞との関係が受け身
の場合は過去分詞を用います。


上の例文で現在分詞と過去分詞は
第2文型の補語になっていますが、

現在分詞と過去分詞は形容詞と
同じように名詞を修飾することもあり、
以下で詳しく解説します。

分詞の形容詞的用法

現在分詞と過去分詞の問題

問題.()内の動詞の形を変えなさい。

(1)They are (sing) in the room now.

(2)The box was (open) by her.

(3)The cup was (break) by him.

※分詞に関連した進行形や受動態の復習です。


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)They are singing in the room now.
 「彼らは、部屋の中で歌っている。」

(2)The box was opened by her.
 「その箱は、彼女によって開けられた。」

(3)The cup was broken by him.
 「そのコップは、彼によって割られた。」

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