第3文型とthat節をとる動詞
第3文型[SVO]の目的語に
that節をとる動詞について、
例文を用いて解説します。
第3文型[SVO]とthat節
第3文型の形はSVOで、
目的語には名詞が入ります。
例えば、以下の例文は、
I know the boy.
「私は、その少年を知っています。」
S:I、V:know、O:the boyで、
目的語のthe boyは名詞です。
そして、第3文型のO(目的語)には
以下のように節が入ることもあります。
I hope that he will pass the exam.
「私は、彼がその試験に合格することを望んでいます。」
節とは、主語と動詞の組
からなる1つの章のことで、
文はそのままだと目的語になれないので
接続詞のthatを付けて「~ということ」
という意味の名詞に変えます。
例文のthat he will pass the examは、
名詞の役割をする節なので名詞節です。
さらに、名詞節の中でも接続詞のthat
に導かれる節はthat節と呼ばれます。
目的語にthat節をとる動詞
第3文型で目的語に
that節をとる動詞には、
上の解説で用いたhopeの他にknow、
think、feel、believeなどがあります。
know that
以下の例文をみてみましょう。
I know that he is rich.
「私は、彼がお金持ちだということを知っている。」
この例文には、I knowという
主語と動詞からなる節があります。
そして、thatの後ろにもう1つ、
he is ~という主語と動詞からなる
節があります。
この例文、I know that he is rich.の
that he is rich 「彼はお金持ちである」
という節について詳しくみてみます。
この節(that以下)は
know「知っている」という動詞に対し、
「何を」知っているのかを表しており、
knowの目的語になっていると考えられます。
目的語になるのは名詞だけなので、
目的語になれる節は名詞節になります。
よって、that he is richは名詞節で、
このように節も動詞の目的語になります。
そして、この例文はS:I、V:know、
O:that he is richの第3文型です。
think that
以下の例文のようにthink+that節で、
「~だと思う」という意味になります。
I think that he is rich.
「私は、彼がお金持ちだと思います。」
これは、自分の意見や考えていること
を言う時によく用いられる形です。
そして、この例文はS:I、V:think、
O:that he is richの第3文型です。
feel that
以下の例文のようにthink+that節で、
「~だと思う」という意味になります。
We feel that this room is cold.
「私達は、この部屋が寒いと感じます。」
そして、この例文はS:We、V:feel、
O:that this room is coldの第3文型です。
believe that
以下のように、believe+that節で、
「~と信じている」という意味になります。
I believe that he will come here.
「私は、彼がここへ来ると信じています。」
そして、この例文はS:I、V:believe、
O:that he will come hereの第3文型です。
knowやthinkより使う頻度は低いですが、
believe+that節も覚えておきましょう。
以下に、目的語にthat節を置くことがある
その他の動詞も例文付きで紹介します。
deny that
deny+that節で、
「~ということを否定する」
という意味になります。
He denied that he was rich.
「彼は、お金持ちであることを否定した。」
この例文は、S:He、V:denied、
O:that he was richの第3文型です。
claim that
claim+that節で、
「~ということを主張する」
という意味になります。
He claimed that it was wrong.
「彼は、それが間違いであると主張した。」
この例文は、S:He、V:claimed、
O:that it was wrongの第3文型です。
admit that
admit+that節で、
「~ということを認める」
という意味になります。
He admited that he was rich.
「彼は、お金持ちであることを認めた。」
この例文は、S:He、V:admited、
O:that he was richの第3文型です。
state that
state+that節で、
「~ということを述べる」
という意味になります。
He stated that they are from America.
「彼は、彼らがアメリカ出身であると述べた。」
この例文は、S:He、V:stated、
O:that they are from America
の第3文型です。
guess that
guess+that節で、
「~ということを推測する」
という意味になります。
I guess that they are from America.
「私は、彼らがアメリカ出身であると推測します。」
この例文は、S:I、V:guess、
O:that they are from America
の第3文型です。
report that
report+that節で、
「~ということを報告する」
という意味になります。
I reported that they are from America.
「私は、彼らがアメリカ出身であると報告した。」
この例文は、S:I、V:reported、
O:that they are from America
の第3文型です。
regret that
regret+that節で、
「~ということを後悔する」
という意味になります。
I regret that I didn't tell the truth.
「私は、真実を言わなかったことを後悔しています。」
この例文は、S:I、V:regret、
O:that I didn't tell the truth
の第3文型です。
expect that
expect+that節で、
「~ということを期待する」
という意味になります。
I expect that my son will pass the exam.
「私は、息子がその試験に合格することを期待しています。」
この例文は、S:I、V:expect、
O:that my son will pass the exam
の第3文型です。
predict that
predict+that節で、
「~ということを予言する」
という意味になります。
She predicted that I would come here.
「彼女は、私がここへ来ることを予言した。」
この例文は、S:She、V:predicted、
O:that I would come hereの第3文型です。
explain that
explain+that節で、
「~ということを説明する」
という意味になります。
I explained that I couldn't go there.
「私は、そこへ行けないということを説明した。」
この例文は、S:I、V:explained、
O:that I couldn't go thereの第3文型です。
conclude that
conclude+that節で、
「~ということを結論づける」
という意味になります。
We concluded that it was the truth.
「私達は、それが真実であると結論づけた。」
この例文は、S:We、V:concluded、
O:that it was the truthの第3文型です。
announce that
announce+that節で、
「~ということを発表する」
という意味になります。
The company announced that he will be promoted.
「その会社は、彼が昇進することを発表した。」
この例文は、S:The company、V:announced、
O:that he will be promotedの第3文型です。
understand that
understand+that節で、
「~ということを理解する」
という意味になります。
She understood that I'm not Japanese.
「彼女は、私が日本人でないことを理解した。」
この例文は、S:She、V:understood、
O:that I'm not Japaneseの第3文型です。
以下では第3文型の形と使い方、
目的語に不定詞や動名詞がくる場合
について解説しています。
第3文型とthat節の問題
問題.以下の英文のSVOを示し、
日本語に訳しなさい。
(1)She knows that we are here.
(2)He thinks that they are married.
※be married「結婚している」
(3)They believed that she was a singer.
答えはこの下にあります。
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練習問題の解答
(1)S:She V:know
O:we are here
意味:「彼女は、私達がここにいることを知っています。」
(2)S:He V:thinks
O:that they are married
意味:「彼は、彼らが結婚していると思っています。」
(3)S:They V:believed
O:that she was a singer
意味:「彼らは、彼女が歌手だということを信じていました。」
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