複合関係代名詞whicheverの使い方
複合関係代名詞whicheverの意味と
使い方やno matter whichとの書き換え、
英文の訳し方について解説します。
- whicheverの意味
- whicheverの使い方と名詞節
- 副詞節を作るwhicheverの譲歩の意味
- whicheverとno matter whichの書き換え
- 複合関係代名詞whicheverの問題
whicheverの意味
複合関係代名詞のwhichever ～ には、
以下の２つの意味があります。
「～のものはどちらでも」
「どちらが～しても」
そして、「どちらが～しても」は
譲歩と呼ばれます。
それでは、whicheverの使い方について
以下に例文を用いてご説明します。
whicheverの使い方と名詞節
whicheverは、「どちら」という意味の
疑問詞のwhichや関係代名詞のwhichと
同じで主語や目的語として用いられます。
以下の例文をみてみましょう。
You can take whichever you like.
「あなたは、どちらでも好きなほうを
取ることができます。」
＝「あなたは、好きなほうどちらかを
取ることができます。」
この文中でwhicheverが作る
whichever you likeという節は、
likeの目的語として用いられています。
そして、この節は目的語になる
という名詞の役割をしているので
名詞節となります。
「～のものはどちらでも」という意味で
Whicheverが用いられる時は名詞節になり、
文中で主語や目的語として用いられます。
以下の例文のように、
whicheverの後ろに名詞が
置かれることもありますが、
You can take whichever seat you like.
「あなたは、どちらでも好きな席を
取ることができます。」
＝「あなたは、どちらでも好きなほうの
席を取ることができます。」
whicheverが名詞を修飾する
形容詞の役割をしているので
複合関係形容詞と呼ばれます。
副詞節を作るwhicheverの譲歩の意味
次に、以下の例文をみてみましょう。
Whichever wins, he will be satisfied.
「どちらが勝ったとしても、
彼は満足するでしょう。」
この文で、whicheverはwinsの
主語として用いられています。
また、Whicheverが「どちらが～しても」
という意味で用いられる時は副詞節になり、
文中で動詞を修飾します。
上の文でWhichever winsという節は、
「どちらが勝ったとしても」
→「満足するでしょう」
と動詞を修飾する副詞の役割
をしているので副詞節です。
whicheverとno matter whichの書き換え
譲歩の意味で用いられる場合は、
whicheverをno matter whichに
書き換えても同じ意味になります。
例えば、上で解説した以下の例文は、
Whichever wins, he will be satisfied.
whicheverをno matter whichに書き換えて
以下のように言い換えることができます。
No matter which wins,
he will be satisfied.
「どちらが勝ったとしても、
彼は満足するでしょう。」
以下では、whateverとwhicheverの違い
について例文を用いて解説しています。
複合関係代名詞whicheverの問題
問題．以下の文を日本語に訳しなさい。
（1）You can choose whichever you want.
（2）Whichever way you go,
you will get to the libraly.
= No matter which way you go,
you will get to the libraly.
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
（1）「あなたは、どちらでも欲しいほうを
選ぶことができます。」
＝「あなたは、欲しいほうどちらかを
選ぶことができます。」
（2）「あなたは、どちらの道を行った
としても図書館に着くでしょう。」
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