未来進行形の意味と使い方

未来進行形の意味と使い方、
否定文、疑問文の作り方について
例文を用いて解説します。

目次

未来進行形の形は、
進行形のbe動詞+動詞のing形に
未来形を表す助動詞willを付けて、
will+be+動詞のing形となります。

willの後ろは動詞の原形なので、
未来進行形で用いるbe動詞は
必ず原形のbeになります。


そして、未来進行形の意味は、

「~しているでしょう」や
「~している」となり、

未来のある時点での進行中の
動作を表します。


この未来進行形の意味について、
以下で未来形との違いをみながら
例文を用いて解説します。


以下の未来形の例文は、

He will play tennis tomorrow.
「彼は、明日テニスをするでしょう。」

「彼は明日テニスをする」
ということを表しているだけで、
明日の何時にテニスをしているか
までは分かりません。


そして、この未来形の文を
未来進行形の文に書き換えると、
以下のようになります。

He will be playing tennis at 3 p.m. tomorrow.
「彼は、明日の午後3時にテニスをしているでしょう。」


このように未来進行形になると、

「彼は明日の午後3時にテニスをしている
(だから携帯に電話してもでないだろう)」

ということが分かります。


以下は、別の未来進行形の例文です。

It will be raining at about 8:00 tomorrow.
「明日の8時頃、雨が降っているでしょう。」


この例文は、明日一日中のことではなく、
明日の8時頃という未来のある時点で雨が
降っているだろうということを表しています。


また、未来進行形は以下の例文のように、

I'll be leaving soon.
「私は、まもなく去ることになるだろう。」

成り行きで「そうなるだろう」と
ほぼ確定した予定を表す時にも用いられます。


この未来進行形の例文に対し、
以下の未来形の例文はその場で
決めた意志を表します。

I'll leave soon.
「私は、まもなく去るつもりです。」


その場で決めた意志を表す
未来形のwillの使い方については、
以下で詳しく解説しています。

未来形(will+動詞の原形)へ


未来進行形の文は、
未来形の否定文と同じように
willの後ろにnotを付ければ
否定文になります。


以下の未来進行形の文を
否定文に書き換えてみます。

He will be playing tennis at 3 p.m. tomorrow.
「彼は、明日の午後3時にテニスをしているでしょう。」


未来進行形の否定文は、
willの後ろにnotを付けて
以下のようになります。

He will not be playing tennis at 3 p.m. tomorrow.
「彼は、明日の午後3時にテニスをしていないでしょう。」


以下のように、will notの省略形
won'tを用いることもできます。

He won't be playing tennis at 3 p.m. tomorrow.


未来形の否定文が未来に起こる
出来事を単に否定しているのに対し、

この未来進行形の否定文は
ただ明日テニスをしないのではなく、

明日の午後3時という未来の時点で
彼はテニスをしていないということを
推測する感じになります。


もう1つ、以下の未来進行形の
否定文をみてみましょう。

It will not be raining at about 8:00 tomorrow.
「明日の8時頃、雨が降っていないでしょう。」


この文は明日一日中雨が
降らないということではなく、
明日の8時頃に雨が降っていない
だろうという推測を表します。


未来進行形の文は未来形の文と
同じようにwillを主語の前に出し、
文末にクエッションマーク?を
付ければ疑問文になります。


以下の未来進行形の文を
疑問文に書き換えてみます。

He will be playing tennis at 3 p.m. tomorrow.
「彼は、明日の午後3時にテニスをしているでしょう。」


未来進行形の疑問文は、
willを主語の前に出し、文末に?
を付けて以下のようになります。

Will he be playing tennis at 3 p.m. tomorrow?
「彼は、明日の午後3時にテニスをしているでしょうか。」


この未来進行形の疑問文の場合、
willは文の先頭なのでWを大文字にし、
Heは文の途中なのでhを小文字にします。

また、この文では「彼が明日テニスを
するのか」を質問しているのではなく、
明日の午後3時という未来のある時点で
テニスをしている最中かを尋ねています。


そして、この疑問文の答え方は、
YesとNoを用いて以下のようになります。

Yes, he will.
「はい、しているでしょう。」

No, he won't.
「いいえ、していないでしょう。」


もう1つ、以下の未来進行形の
疑問文をみてみましょう。

Will it be raining at about 8:00 tomorrow?
「明日の8時頃、雨が降っているでしょうか。」


この文は明日一日中のことではなく、
明日の8時頃の時点で雨が降っている
だろうかということを尋ねています。


そして、この疑問文の答え方は、
YesとNoを用いて以下のようになります。

Yes, it will.
「はい、降っているでしょう。」

No, it won't.
「いいえ、降っていないでしょう。」


現在進行形と過去進行形については、
以下で解説しています。

未来進行形の問題

問題1.文末に()内の言葉を付けて
   未来進行形の文に書き換えなさい。

(1)She will study English.
 (at this time tomorrow「明日の今ごろ」)

(2)He will clean the room.
 (at 9 a.m. of this Sunday)

(3)Ken will drive a car.
 (this evening「今日の夕方」)


問題2.以下の未来進行形の文を
   否定文に書き換えなさい。

(4)She will be studying English at this time tomorrow.
(5)Ken will be driving a car this evening.


問題3.以下の未来進行形の文を
   疑問文に書き換えなさい。

(6)She will be studying English at this time tomorrow.
(7)He will be cleaning the room at 9 a.m. of this Sunday.


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)She will be studying English at this time tomorrow.
 「彼女は、明日の今ごろ英語を勉強しているでしょう。」

(2)He will be cleaning the room at 9 a.m. of this Sunday.
 「彼は、今週の日曜日の午前9時に部屋を掃除しているでしょう。」

(3)Ken will be driving a car this evening.
 「ケンは、明日の夕方車を運転しているでしょう。」


(4)She won't be studying English at this time tomorrow.
 「彼女は、明日の今ごろ英語を勉強していないでしょう。」

(5)Ken won't be driving a car this evening.
 「ケンは、今日の夕方車を運転していないでしょう。」

※(4)と(5)のwon'tの部分は、
 will notでも正解です。


(6)Will she be studying English at this time tomorrow?
 「彼女は、明日の今ごろ英語を勉強しているでしょうか。」

(7)Will he be cleaning the room at 9 a.m. of this Sunday?
 「彼は、今週の日曜日の午前9時に部屋を掃除しているでしょうか。」

※(6)と(7)の疑問文では、
 willは文頭に置かれるのでWを大文字にし、
 SheのsとHeのhを小文字に戻します。

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