過去完了形の否定文と疑問文

過去完了形の否定文と疑問文
の作り方と答え方について、
例文を用いて解説します。

目次

まず、過去完了形の継続の否定文と疑問文
について例文を用いて作り方を解説します。


以下の過去完了形の継続の肯定文を、
否定文と疑問文にしてみます。

I had lived in Paris before I moved to Tokyo.
「私は東京に引っ越す前に、パリに住んでいました。」


過去完了形[継続]の否定文

上の肯定文でhadの後ろにnotを置くと、
以下のように否定文になります。

I hadn't(had not) lived in Paris before I moved to Tokyo.
「私は東京に引っ越す前に、パリに住んでいませんでした。」


ただ、例文として紹介しましたが、
このような否定文を言うことは少なく、
以下のように過去形を用います。

I didn't(did not) live in Paris before I moved to Tokyo.
「私は東京に引っ越す前に、パリに住んでいませんでした。」


これは、boforeのような時間の
前後関係が分かる接続詞を用いた場合、
過去完了形の代わりに過去形を用いて
いいという決まりがあるからです。


過去完了形[継続]の疑問文

上の肯定文でhadを主語の前に出し、
文末にクエッションマークを置くと
疑問文になります。

Had you lived in Paris before you moved to Tokyo?
「あなたは東京に引っ越す前に、パリに住んでいましたか。」

自分に質問することはまずないので、
主語をIからyouに変えます。


答え方は、YesまたはNoを用いて
以下のようになります。

Yes, I had.
「はい、住んでいました。」

No, I hadn't.
「いいえ、住んでいませんでした。」


過去完了形[継続]の疑問詞+疑問文

また、過去完了形の継続の疑問文は、
疑問詞のHow long「どの位の間」を用いて
以下のように質問することがあります。

How long had you lived in Paris before you moved to Tokyo?
「あなたは東京に引っ越す前に、どの位の間パリに住んでいますか。」


そして、for ~「~間」を用いて
以下のように期間を答えます。

For five years.「5年間です。」


次に、過去完了形の経験の否定文と疑問文
について例文を用いて作り方を解説します。


以下の過去完了形の経験の肯定文を、
否定文と疑問文にしてみます。

He had been to England once before he graduated from his university.
「彼は大学を卒業する前に、1回イングランドに行ったことがあった。」


過去完了形[経験]の否定文

上の肯定文でhadの後ろに
never「1度も~ない」を置くと、
以下のように否定文になります。

He had never been to England before he graduated from his university.
「彼は大学を卒業する前に、1度もイングランドに行ったことがなかった。」


会話では現在までの経験を言うことが多く、
以下のように現在完了形がよく用いられます。

He has never been to England.
「彼は、1度もイングランドへ行ったことがなかった。」


過去完了形[経験]の疑問文

上の肯定文でhadを主語の前に出し、
文末にクエッションマークを置くと
疑問文になります。

Had he been to England before he graduated from his university?
「彼は大学を卒業する前に、イングランドに行ったことはありましたか。」


答え方は、以下のようになります。

Yes, he had.
「はい、行ったことがありました。」

No, he hadn't.
「いいえ、行ったことはありませんでした。」


過去完了形[経験]の疑問詞+疑問文

また、回数を訪ねる疑問詞
How many timesを疑問文の先頭に置いて、
以下のように質問することもあります。

How many times had he been to England before he graduated from his university?
「彼は大学を卒業する前に、何回イングランドに行ったことがありましたか。」


そして、答え方は以下のように
回数を答えます。

twice.「2回ありました。」

Never.「1回もありませんでした。」


最後に、過去完了形の完了の否定文と疑問文
について例文を用いて作り方を解説します。


以下の過去完了形の完了の肯定文を、
否定文と疑問文にしてみます。

The train had left when she arrived at the station.
「彼女が駅に着いた時、その列車は出発してしまった。」


過去完了形[完了]の否定文

上の肯定文でhadの後ろにnotを置くと
以下のように否定文になります。

The train hadn't(had not)left when she arrived at the station.
「彼女が駅に着いた時、その列車は出発していなかった。」


過去完了形[完了]の疑問文

上の肯定文でhadを主語の前に出し、
文末にクエッションマークを置くと
疑問文になります。

Had the train left when she arrived at the station?
「彼女が駅に着いた時、その列車は出発していましたか。」


答え方は、以下のようになります。

Yes, it had.
「はい、出発していました。」

No, it hadn't.
「いいえ、出発していませんでした。」


以下では、過去完了形の継続・
経験・完了・大過去の見分け方と
訳し方について解説しています。

継続・経験・完了・大過去の見分け方

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