過去完了形の使い方と訳し方

過去完了形の継続・経験・完了・
大過去の使い方と訳し方について
例文を用いて解説します。

目次

過去完了形の形は「had+過去分詞」で、

継続・経験・完了の意味がありますが、
まず過去完了形の継続の使い方と訳し方
について例文を用いて解説します。


以下は過去完了形の継続の例文ですが、

She had lived in Paris before she moved to Tokyo.
「彼女は東京に引っ越す前、パリに住んでいました。」

彼女が東京に引っ越したという
過去のある時点までパリに住み続けていた
ということを表しています。


このように、過去完了形の継続は
過去のある時点まである状態が続いていた
ということを表します。

そして、過去完了形の継続の訳し方は、
過去のある時点まで「~し続けていた」
となります。


以下の例文のように、

She had lived in Paris for five years.
「彼女は5年間、日本に住んでいました。」

過去完了形の継続には期間を表す
for ~ 「~間」が付くこともあります。


この文は、過去のある時点まで5年間
パリに住んでいたことを表します。


次に、過去完了形の経験の使い方と
訳し方について例文を用いて解説します。


以下は過去完了形の経験の例文ですが、

I had seen him before I met him.
「私は彼に会う前に、彼を見かけたことがあった。」

彼に会ったという過去のある時点までに
彼を見たことがあったという経験を表します。


このように、過去完了形の経験は
過去のある時点までに経験したことが
あったということを表します。

そして、過去完了形の経験の訳し方は、
過去のある時点までに「~したことが
あった」となります。


以下の例文のように、

I had seen him once.
「私は1回、彼を見かけたことがあった。」

過去完了形の経験には経験した回数を表す
once「1回」、twice「2回」、three times
「3回」などが付くこともあります。


ここでは、過去完了形の完了の使い方と
訳し方について例文を用いて解説します。


以下は過去完了形の完了の例文ですが、

The train had left when I arrived at the station.
「私が駅に着いた時、その列車は出発してしまっていた。」

私が駅に着いたという過去のある時点までに
その列車は出発していたという完了を表します。


このように、過去完了形の完了は
過去のある時点までにある動作が完了
してしまったということを表します。

そして、過去完了形の完了の訳し方は、
過去のある時点までに「~してしまった」
となります。


以下の例文のように、

The train had already left.
「その列車は、すでに出発してしまっていた。」

過去完了形の完了には「すでに」という
意味のalreadyが付くこともあります。


最後に、過去完了形の大過去の使い方と
訳し方について例文を用いて解説します。


以下は過去完了形の大過去の例文ですが、

He lost a book which I had given him last year.
「彼は、私が彼に去年あげた本を失くした。」

彼が本を失くしたという過去の時点より
私が彼に本をあげたのがさらに前の過去
であることを表します。


過去完了形の大過去の訳し方は
過去形と同じで「~した」ですが、
大過去は過去より前の時を表します。

英語の動詞は過去形までで
過去より前の時を表す形がないので、
過去より前の時を表すために過去完了形の、
had+過去分詞という形を用います。


以下で、過去完了形の継続・
経験・完了・大過去について、
肯定文だけでなく否定文や疑問文まで
例文を用いて詳しく解説しています。

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