I wish 仮定法過去・仮定法過去完了

I wish+仮定法過去(were・助動詞)、
I wish+仮定法過去完了の意味と使い方
について例文を用いて解説します。

目次

まず、If+仮定法過去の
形と意味を復習します。


以下の例文のように仮定法過去は、
現在の事実の逆や願望を表します。

If I had a car, I could drive you to the station.
「もし私が車を持っていれば、
あなたを駅まで車で送って行けるのに。」


このように、条件付きで
仮定を表す時にはif節を付けますが、

「~ならいいのに」と条件なしで
現在における願望を表す場合は
I wish+仮定法過去を用います。


I wish+仮定法過去の意味と例文

例えば、以下は現在の事実です。

I'm sorry (that) I don't have a car.
「残念ながら、私は車を持っていません。」


このI'm sorryは「すみません」ではなく、
「残念ながら~」や「~を残念に思う」
という意味になります。


この事実の逆は日本語で以下のようになり、

「(私が、)車を持っていればいいのに。」

英語に書き換えると以下のようになります。

I wish I had a car.


現在の事実の逆なので仮定法過去を用い、
I wishの後ろのhaveは過去形になります。


be動詞の過去形はwereを用いる

I wish+仮定法過去では以下のように、
be動詞の過去形はwereを用います。

I wish I were rich.
「(私が、)お金持ちならいいのに。」


以下のように口語ではwasを用います。

I wish I was rich.

しかし、最近はほとんどの場合で
wereが用いられるようです。


この例文の事実は、以下の通りです。

I'm sorry (that) I'm not rich.
「残念ながら、私はお金持ちではありません。」


以下の例文のように、

I wish I could fly.
「(私が、)空を飛ぶことができたらいいのに。」

I wishの後ろに助動詞の過去形を用いる
I wish+仮定法過去もあります。


この例文の事実は以下になりますが、

I'm sorry (that) I can't fly.
「残念ながら、私は空を飛ぶことができません。」

助動詞の現在形が用いられているので
仮定法過去では助動詞を過去形にします。


また、事実がcan'tと否定になっているので、
仮定法ではcouldと肯定に変えます。


まず、If+仮定法過去完了の
形と意味を復習します。


以下の例文のように仮定法過去完了は、
過去の事実の逆や願望を表します。

If I had had a car,
I could have driven you to the station.
「もし私が車を持っていたら、
あなたを駅まで車で送って行けたのに。」


このように、条件付きで
仮定を表す時にはif節を付けますが、

「~だったらよかったのに」と
条件なしで過去の願望を表す場合は
I wish+仮定法過去完了を用います。


I wish+仮定法過去完了の意味と例文

例えば、以下は過去の事実です。

I'm sorry (that) I didn't have a car.
「残念ながら、私は車を持っていませんでした。」


この事実の逆は日本語で以下のようになり、

「(私が、)車を持っていたらよかったのに。」

英語に書き換えると以下のようになります。

I wish I had had a car.


過去の事実の逆なので、
I wishの後ろのhaveは過去完了形の
had+過去分詞(had had)になります。


以下の例文のように、

I wish I could have joined the event.
「(私は、)そのイベントに参加することができたらよかったのに。」

I wishの後ろに助動詞+have+過去分詞を
用いるI wish+仮定法過去完了もあります。


この例文の事実は以下になりますが、

I'm sorry (that) I couldn't join the event.
「残念ながら、私はそのイベントに参加できなかった。」

助動詞の過去形が用いられているので
仮定法過去完了では助動詞+have+過去分詞
という形を用います。


また、事実がcouldn'tと否定なので、
仮定法ではcould haveと肯定に変えます。


以下では、仮定法過去完了での
助動詞+have+過去分詞の使い方について
例文を用いて解説しています。

仮定法過去完了の意味と使い方

I wish+仮定法の練習問題

問題1.以下の文をI wish+仮定法過去
   の文に書き換えなさい。

(1)I'm sorry I'm a princess.

(2)I'm sorry I can't speak English.


問題2.以下の文をI wish+仮定法過去完了
   の文に書き換えなさい。

(3)I'm sorry I wasn't a doctor.

(4)I'm sorry I told a lie then.


答えはこの下にあります。

練習問題の解答

(1)I wish I were not a princess.
 「(私が、)お姫様でなければいいのに。」

(2)I wish I could speak English.
 「(私が、)英語を話せればいいのに。」

(3)I wish I had been a doctor.
 「(私が、)医者だったらよかったのに。」

(4)I wish I had not told a lie then.
 「(私が、)その時嘘をつかなかったらよかったのに。」

仮定法の解説メニューへ戻る

仮定法のまとめ無料レポート

仮定法過去、仮定法過去完了から
I wish+仮定法、as if+仮定法や
仮定法の慣用表現、仮定法未来まで、
2ページにまとめた無料レポートです。

仮定法のまとめ無料レポート

他にも、無料レポートには主要
英文法の解説を各単元2~3ページ、
合計27ページにまとめてあるので
英文法の学習に役立てて下さい。

誰でもできる!毎日5分英文法
無料レポートの申請はこちら

このページの先頭へ