仮定法過去完了の使い方と訳し方
仮定法過去完了の使い方と訳し方
について例文を用いて解説します。
仮定法過去完了の形と意味
仮定法過去完了の形は以下で、
If+主語+had+過去分詞 ~ ,
主語+would(could, should, might)+
have+過去分詞 ~ .
意味は以下のようになります。
「もし~だったら、~しただろう
(~できたのに、~すべきだったのに、
~だったかもしれない)」となります。
If節ではないほうの文には、
助動詞would, could, should, migntの
どれかが用いられます。
仮定法過去完了の例文と使い方
過去の事実を表す以下の例文を、
仮定法過去完了を用いた英文に
書き換えてみます。
As I didn't have money,
I couldn't buy it.
「お金を持っていなかったので、
私はそれを買えませんでした。」
これは過去の事実を表しているので、
動詞と助動詞の過去形を用います。
また、If節ではないほうの文で
助動詞の後ろは動詞の原形なので、
had+過去分詞という過去完了形
の形を用いることができません。
そこで、助動詞の後ろに
have+過去分詞を置いて、
would(could, should, might)
have+過去分詞という形になります。
よって、この例文を仮定法過去完了に
書き換えると以下のようになります。
If I had had money,
I could have bought it.
この文は「お金を持っていなかったので、
買えなかった。」という事実の逆を表すので、
仮定法過去完了を用います。
そして、仮定法過去完了の訳し方は
「もし~だったら、~できたのに」なので、
上の英文の意味は以下のようになります。
「もしお金を持っていたら、
私はそれを買うことができたのに。」
ifは省略と仮定法過去完了の倒置
仮定法過去完了でIfを省略することができ、
Ifを省略した時は主語とhadの倒置がおきて
以下のようになります。
If I had had money, I could have bought it.
→ Had I had money, I could have bought it.
以下では、仮定法過去の使い方や
仮定法過去と仮定法過去完了の違い
について解説しています。
仮定法過去完了の問題
問題.以下の英文を仮定法過去完了
を用いて書き換えなさい。
(5)As I didn't know her,
I didn't talk with her.
(6)As he was sick,
he couldn't play soccer.
答えはこの下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(5)If I had known her,
I would have talked with her.
「もし彼女のことを知っていたら、
私は彼女と話しただろう。」
※動詞を過去完了形に変えて、
否定を肯定にします。
(6)If he had not been sick,
he could have played soccer.
「もし病気でなかったら、
彼はサッカーができただろうに。」
※動詞を過去完了形に変えて、
肯定を否定にします。
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