現在完了形と過去完了形の違い

現在完了形と過去完了形の違いと訳し方
について例文を用いて解説します。

目次

まず、現在完了形と過去完了形の
継続の違いについて考えてみます。


以下の現在完了形の例文は、

She has lived in Okinawa since 2000.
「彼女は、2000年から沖縄に住んでいます。」

2000年という過去の時点から“今まで”
沖縄に住んでいるというように現在までの
継続を表します。


これに対し、以下の過去完了形の例文は、

She had lived in Okinawa before she moved to Hokkaido.
「彼女は北海道に引っ越す前、沖縄に住んでいます。」

北海道に引っ越したという過去の時点から
“ある過去の時点まで”沖縄に住んでいたと、
過去のある時点までの継続を表します。


このように、現在完了形は
現在までの継続を表すのに対し、

過去完了形は過去のある時点までの
継続を表します。


現在完了形の継続の訳し方は
「(今まで)~し続けている」、

過去完了形の継続の訳し方は
「(過去のある時点まで)~
し続けていた」となります。


次に、現在完了形と過去完了形の
経験の違いについて考えてみます。


以下の現在完了形の例文は、

He has been to Kyoto once.
「彼は、1回京都に行ったことがある。」

生まれた時から“今まで”の
経験を表しています。


これに対し、以下の過去完了形の例文は、

He had been to Kyoto before he came here.
「彼はここへくる前に、1回京都に行ったことがあった。」

京都(ここ)へ来た過去の時点までに
1回京都に行ったことがあったというように
過去のある時点までの経験を表します。


このように、現在完了形は
現在までの経験を表すのに対し、

過去完了形は過去のある時点までの
経験を表します。


現在完了形の経験の訳し方は
「(今までに)~したことがある」、

過去完了形の経験の訳し方は
「(過去のある時点までに)~
したことがあった」となります。


最後に、現在完了形と過去完了形の
完了の違いについて考えてみます。


以下の現在完了形の例文は、

I have already finished it.
「私は、すでにそれを終えてしまった。」

過去のある時点でそれを終えた結果
今すっきりしていることを表します。


これに対し、以下の過去完了形の例文は、

I had finished it before I left home.
「私は家を出発する前に、それを終えてしまった。」

家を出発したという過去の時点までに
それを終えてしまったことを表します。


現在完了形と過去完了形の
完了の訳し方は両方とも「~
してしまった」となりますが

現在完了形は過去のある時点で
完了した結果、今の状態が分かり、

過去完了形は過去のある時点までに
何かを完了してしまったことを表します。


現在形・過去形と現在完了形の違いや
過去形と過去完了形の違いについては、
以下で解説しています。

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