独立分詞構文の作り方
2つの文の主語が異なる、
独立分詞構文の作り方と訳し方
について例文を用いて解説します。
主語が同じ分詞構文
分詞構文とは接続詞を
用いた文の接続詞を消して、
その代わりに分詞を用いた文です。
そして、独立分詞構文と比較するために
まず主語が同じ分詞構文をみてみます。
例えば、接続詞を用いた文とは、
以下のような文です。
As he knew the truth,
he told it to me.
「彼は真実を知っていたので、
私にそれを教えてくれた。」
この文は、接続詞As「~ので」により、
he knew the truthとhe told it to me
が繋げられています。
この文は、以下の手順で分詞構文に
書き換えることができます。
1.接続詞を消す。
2.主語が同じ場合は消す。
3.動詞を現在分詞(~ing)にする。
この書き換えは接続詞に
付いている文に対して行い、
上の文を分詞構文に書き換えると
以下のようになります。
意味は、上の文と全く同じです。
Knowing the truth, he told it to me.
これは分詞構文の中で一番基本の形で、
以下で主語の違う独立分詞構文について
例文を用いて解説していきます。
主語が異なる独立分詞構文
まず、以下の接続詞を用いた
文をみてみましょう。
When I saw him,
he was sleeping in his room.
「私が彼を見た時、
彼は部屋で寝ていました。」
この文では接続詞When
に付いた文の主語がI、
後ろの文の主語がheと
2つの文の主語が異なります。
この主語が異なる分詞構文は、
独立分詞構文と呼ばれます。
そして、独立分詞構文に書き換える
手順は以下のようになります。
1.接続詞を消す。
2.接続詞にくっついた文の主語が、
もう1つの文の主語が違う場合は残す。
3.動詞を現在分詞(~ing)にする。
Whenを消し、Iはそのまま残し、
sawを現在分詞のseeingとして、
上の例文を独立分詞構文に書き
換えると、以下のようになります。
I seeing him, he was sleeping in the room.
Iは同じ場所に残すので文の先頭に置き、
接続詞に付いた文のみを書き換えるので
後ろの文は元の文と同じになります。
以下では、否定・完了形・受動態の
分詞構文について解説しています。
独立分詞構文の作り方の問題
問題.以下の文を分詞構文に
書き換えなさい。
(1)When I got to Ken's house,
he was having dinner.
(2)As he went there alone,
his parents were worried about him.
※be worried about ~ 「~を心配する」
答えはこの下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(1)I getting to Ken's house,
he was having dinner.
「私がケンの家に着いた時、
彼は夕食を食べていました。」
(2)He going there alone,
his parents were worried about him.
「彼は一人でそこに行ったので、
彼の両親は彼のことを心配しました。」
(1)のgot、(2)のwent(過去形)に
ingを付けられないので、原形のget、goに
ingを付けてgetting、goingとします。
分詞構文のまとめ無料レポート
以下は分詞構文の作り方と訳し方、
独立分詞構文、受動態の分詞構文、
完了形の分詞構文、慣用表現などを
1ページにまとめた無料レポートです。
他にも、無料レポートには主要
英文法の解説を各単元2~3ページ、
合計27ページにまとめてあるので
英文法の学習に役立てて下さい。