仮定法過去と仮定法過去完了の違い
仮定法過去と仮定法過去完了の違いと
見分け方、仮定法過去と仮定法過去完了
の併用について例文を用いて解説します。
仮定法過去と仮定法過去完了の違い
以下の2つの例文を用いて、
仮定法過去と仮定法過去完了の
違いと見分け方を解説します。
・仮定法過去
If I knew her address,
I would visit her.
「もし彼女の住所を知っていれば、
私は彼女を訪れるでしょう。」
・仮定法過去完了
If I had known her address,
I would have visited her.
「もし彼女の住所を知っていたら、
私は彼女を訪れたでしょう。」
仮定法過去と仮定法過去完了
の違いと見分け方ですが、
仮定法過去は以下のように
If節中の動詞が過去形であるのに対し、
If I knew her address
仮定法過去完了は以下のように
If節中に過去完了形が用いられるので
必ずhad(+過去分詞)があります。
If I had known her address
このように、If節中の形で
見分けることができますが、
仮定法過去は「もし~なら」と現在、
仮定法過去完了は「もし~だったら」
とIf節中の和訳が過去になるので、
意味で見分けることもできます。
仮定法過去と仮定法過去完了の併用
「もし(過去に)~していたら、(今)
~だろう」というようにIf節が過去のことで、
もう片方が現在のことを表す場合があります。
このような場合、
仮定法過去と仮定法過去完了を併用して
形は以下のようになります。
If+主語+had+過去分詞 ~ ,
主語+would(could, should, might)+
動詞の原形 ~ .
それでは、この形を用いた
以下の例文をみてみましょう。
If I had worked harder,
I would be successful now.
「もしもっと一生懸命働いていたら、
私は今頃成功しているだろう。」
事実は、以下のようになります。
As I didn't work hard, I'm not successful.
「(過去に)一生懸命働かなかったので、
(今)成功していない。」
そして、If節の中は
過去のこと(働いていなかった)で、
もう片方は現在のこと(成功していない)
を表しています。
よって、If節中には仮定法過去完了、
もう一方の文には仮定法過去を用います。
以下では、仮定法過去と仮定法過去完了
についてそれぞれ詳しく解説しています。
仮定法過去と仮定法過去完了の問題
問題.以下の英文を仮定法を用いて
書き換えなさい。
(1)As he didn't take the medicine,
he don't feel well.
(2)As he told her a lie,
she gets angry now.
答えはこの下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(1)If he had taken the medicine,
he would feel well.
「もしその薬を飲んでいたら、(今頃)
彼は体調がよくなっているだろう。」
(2)If he hadn't told her a lie,
she wouldn't get angry now.
「もし彼が嘘をつかなかったら、
彼女は今怒っていないだろう。」
※If節中は過去の出来事の逆なので
仮定法過去完了を用い、もう一方の文は
現在の出来事の逆で仮定法過去を用います。
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