仮定法未来 if should・were to
ここでは、仮定法未来とは?から
if S should doとif S were to doという形の
仮定法未来について例文を用いて解説します。
仮定法未来とは?
実現性のある未来のことを表す時は、
以下のように未来形を用います。
If it rains after this, I won't go out.
「これから雨が降ったら、私は外出しません。」
※「これから」という未来のことですが、
If節でrainsと現在形が用いられているのは
以下のルールがあるためです。
これに対し、実現性の低い未来のこと
を表す時に仮定法未来が用いられます。
そして、仮定法未来ではif+shouldと
if+were toという形が用いられるので、
以下に例文を用いて使い方を解説します。
if S should doの仮定法未来
まず、If節中でshould
が用いられた以下の形で、
If+主語+should+動詞の原形 ~ ,
主語+would(could, should, might)
+動詞の原形 ~ .
以下の意味になります。
「万一~ならば、~だろう
(できるだろう、すべきだ、かもしれない)」
助動詞の部分は、
would, could, should, mightの原形
will can, shall, mayが用いられる
場合もあります。
この表現は、現在や未来に対する
実現性が少ない仮定を表します。
以下の例文をみてみましょう。
If it should rain tomorrow, I would stay here.
「万一明日雨が降ったら、私はここにいるだろう。」
この文は「万一雨が降ったら」と、
雨が降る可能性が低い場合に用います。
また、この文は接続詞のIfを省略し、
主語とshouldを倒置して(順番を変えて)
以下のように書くこともできます。
Should it rain tomorrow, I would stay here.
上の例文と、意味は変わりません。
実現性の低いことを表す仮定法未来に対し、
実現性のある現在や未来のことを表す場合は
以下のように現在形や未来形を用います。
If it rains tomorrow, I will stay here.
「もし明日雨が降ったら、私はここにいるつもりです。」
この文は雨が降る可能性が低いのではなく、
「雨が降る可能性がある」時に用いられます。
If it should rainは、If it rainsより
雨が降る可能性はかなり低くなります。
※明日という未来のことですが、
If節でrainsと現在形が用いられているのは
以下のルールがあるためです。
if S were to doの仮定法未来
次に、If節中でwere to
が用いられた以下の形で、
If+主語+were to+動詞の原形 ~ ,
主語+would(could, might)+動詞の原形 ~ .
以下の意味になります。
「仮に~ならば、
~だろう(できるだろう、かもしれない)」
この表現は、起こりそうもない
出来事についての仮定を表します。
以下の例文をみてみましょう。
If you were to know that, you would get angry.
「仮にあなたがそれを知ったら、あなたは怒るだろう。」
この文は、あなたがその事実を知る
ことはまずないが知ったら怒るだろう
ということを表しています。
if+shouldとif+were toの違い
if+shouldとif+were toの違いですが、
if+shouldは実現する可能性は低いが
起こる可能性があることに対して用い、
if+were toは実現する可能性がほぼない
ことに対して用いられます。
以下の例文のようにif+shouldを用いると、
If it should rain tomorrow, I would stay here.
「万一明日雨が降ったら、私はここにいるだろう。」
雨が降る可能性は低いが「万一降ったら」と
雨が降る可能性が少しあることを表します。
以下の例文のようにif+were toを用いると、
If you were to know that, you would get angry.
「仮にあなたがそれを知ったら、あなたは怒るだろう。」
あなたがそれを知ることはまずないこと
を表し「仮に~」という意味になります。
また、以下の例文ように、
If the sun were to set in the east, the world would change.
「仮に太陽が西に沈んだら、世界は変わるだろう。」
if+were toは実現する可能性が
全くない仮定にも用いられます。
仮定法過去と仮定法過去完了については、
以下で詳しく解説しています。
仮定法未来の問題
問題.以下の文を日本語に訳しなさい。
(1)If I should miss the train,
I would take a taxi.
(2)Should he come here,
please tell him to call me.
(3)If a big earthquake were to occur,
what would you do?
※big earthquake「大地震」、
occur「起こる」
答えはこの下にあります。
↓
↓
↓
↓
↓
練習問題の解答
(1)「万一その電車に乗り遅れたら、
私はタクシーに乗るだろう。」
(2)「万一彼がここにきたら、
私に電話するように伝えて下さい。」
(3)「仮に大地震が起こったら、
あなたはどうしますか。」
仮定法のまとめ無料レポート
仮定法過去、仮定法過去完了から
I wish+仮定法、as if+仮定法や
仮定法の慣用表現、仮定法未来まで、
2ページにまとめた無料レポートです。
他にも、無料レポートには主要
英文法の解説を各単元2~3ページ、
合計27ページにまとめてあるので
英文法の学習に役立てて下さい。